8/30 vsソフトバンク 今日も継投が遅れるいつものライオンズ野球
ソ 003 000 300 6
西 010 101 000 3
「これはもう様式美と言うべきなのかもしれませんね」
・岸投手
中6日 6回2/3 134球
10安打 3四球 5三振
6失点
ストレート 69球 (52%)
チェンジアップ 29球 (22%)
カーブ 22球 (16%)
スライダー 14球 (10%)
今日はピッチングの軸となるストレートで空振り8つ(空振り三振3つ)を奪って球質自体は悪くなかったと思いますが、勝負球としてのストレートが悉く真ん中に入ってしまって一つのアウトを取るのにかなり苦労しました。
ストレートが真ん中ではコースの意識付けが出来ないからでしょうか?その後で投げる変化球でもなかなか簡単には打ち取れずに球数も嵩んでしまい、岸投手にしては珍しくスライダーが少なめで、その代わりチェンジアップとカーブで4割近くを占める配球割合も効果があったのかなかったのか良くわかりません。
3回に打率1割台の細川選手にヒットを許したのが今日の象徴で、8番9番のアンパイに2安打2犠打と仕事をされては上位に回されて、そして2番打者の本田選手に3出塁(+1犠打)を許して中軸に繋ぐソフトバンク打線の理想の形を何度も作られてしまっては今日の結果も仕方ありませんでした。
やっぱりピッチャーはどこまで行ってもストレートが基本です。
・継投ミス
3-3で同点の7回、1死3塁で柳田選手の場面。
ここは敬遠で内川選手でゲッツー狙い
・・・かと思いきや、柳田選手勝負でタイムリー。(これもストレートが真ん中)
まぁでもこれは作戦ですし、覚悟を決めて全力勝負に行った結果ですから仕方ないでしょう。
でも、その全力勝負に敗れた岸投手は明らかにガックリと肩を落としていました。
というかしゃがみ込んでいました。
その時点で既に球数は127球。
最後の力を振り絞っての勝負だったことは明らかで、どうしてこれでまだ続投という選択が出来るのでしょうか?
これは結果論ではなくこの時点で交代させるべきでした。
まぁエースならイニングの最後まで、といういつもの理論でしょうし、この件で質問しても「それが最善だと判断したからですが何か?」ってな回答しかしないでしょうけど。
この後に長谷川選手のツーランで完全に息の根を止められてしまいました。
ここを1点に留めておけば今のライオンズ打線の調子ならばまだ十分に勝機はあったでしょうし、仮に同じように長谷川選手に被弾したとしても打つべき手を打った上での結果であれば、まだ納得感がありました。
・打線
ライオンズは1番2番で僅か1出塁、8番9番は出塁ゼロ。
ソフトバンクと対称的です。
特に残念だったのは5回裏に9番・炭谷選手、1番・金子選手、2番・秋山選手でたった7球しかソフトバンク先発の武田投手に投げさせられなかったこと。
ここで仮に出塁できなくとも、もっと球数を投げさせられていたら6回は一気に逆転まで持って行けた・・・かどうかは分かりませんが、もっと疲弊させた状態で6回のチャンスを迎えられていたわけで、特に2球目を簡単に打ち上げてしまった炭谷選手の相変わらず具合が非常に残念です。
・メヒア選手
あれ?出場してる?(笑)
今日は1安打でしたが、完璧に捉えたショートライナーとサードライナーを見ても復調は明らかですが・・・
やっぱりチーム離れちゃいますよね(汗
・浅村選手
オリックス戦までのスーパー絶好調から一転、日本ハム3試合と今日の4試合で
15打数3安打 打率2割 3三振 2併殺
何が起こったのでしょう?
考えられるとした、おそらく図に乗るんじゃねえとぶつけられたオリックス戦最後の打席のデッドボールですが・・・
・野球って面白い
6回無死1塁からメヒア選手と中村選手が完璧に捉えた火の出るような弾丸ライナーを放つもともに野手の正面に飛んでアウト。
バッティングとしては素晴らしいものでしたが、タイムリーにならず。
そして次の森選手はインコースのボールの変化球を強引に打ちに行って、フラフラと上がった打球が野手の間に落ち、さらに変なスピンがかかっていたお陰でイレギュラーバウンドのような跳ね方をしたことで1塁ランナーが一気にホームイン。
これがタイムリー。
机上の空論をこねまわしても結果がすべてってことですね(笑)
「選手がクライマックスシリーズに色気を持っている」
なんて報道もありましたが、例えばタイトルのために栗山選手より5分以上も出塁率の低い金子選手を1番に据えていたり、絶対に勝つぞと牧田投手に2イニング投げさせたり、チームの勝敗よりもコーチの理想を優先して肩を落とした岸投手を続投させたりするのを見ると、結局のところチームとしての最優先事項は何なのと分からなくなります。