ライオンズクロニック

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神頼み



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どうもこんばんば。

ライオンズ主義者です。



ライオンズに関して書きたいことが山ほどあるんですが、私の置かれている環境的にブログの更新・・・というか、1日のうちに試合観戦の3時間くらいを確保するのか極めて難しい状況になってしまいましたので、暫くの間ブログをお休みします。



って書く前から既に休んでますけどね(汗




戻って来る頃にまだ「圏内」にいる事を願っています。

4/29 vsロッテ 引き分けを挟んで4連敗

ロッテ

301 000 002 6


ライオンズ

000 000 030 3



○野上投手

中6日 6回 100球

5安打 2四球 5三振

4失点


ストレート 45球

スライダー 24球

フォーク 19球

カーブ 7球

チェンジアップ 5球


ちょうど100球なので球数がそのまま割合です。




開幕戦と同じような状態でした。


開幕戦は「やってやるぞ」の気持ちが強すぎたからですが、今日はおそらくここ数戦で打線の調子が落ちてきて、絶対に先に点はやれないぞの気持ちが強すぎて、力みが出て狙ったコースより少しずつ外れてしまい、それを修正しようとまた力むから更に外れる。


ストレートに威力そのものはありましたがなかなか思ったところに決まらず、その影響か変化球も精度を出すのに手間取りました。


まぁ野上投手の素直な性格がそのまま出ています。


初回の先頭打者にはストレートがなかなか決まらず、フルカウントから歩かせるくらいなら打たれてしまえとストレートを6球続けてセンター前。


続く荻野選手にはスライダーを続けてうまく打たれ、送りバント後の鈴木大地選手に四球を与えてあっという間に満塁。


井上選手にはフルカウントからフォークがやっと落ちてくれて三振を取りましたが、福浦選手にはカウント1-1からインコースを狙ったストレートが真ん中に入って走者一掃。


2回以降はピンチもありましたが、6回まで鈴木大地選手のソロホームランによる1失点。


ストレート割合が45%にまで下がったように、3回以降はここ最近のストレートを軸にするピッチングは捨て、変化球を主体にして安定しました。


結果的に6回4失点。


トータルで見るとメチャクチャ酷評するほど悪い数字でもないのですが、初回の一挙3失点と、追い上げる前に更に引き離される一発は今のライオンズ打線には重すぎました。





○配球ミス

初回の福浦選手に走者一掃の場面。


これ、炭谷選手の配球と野上投手の性質をながーく見てきたアタクシとしては「またかよ」と言いたくなる配球ミス。


初球外角ストレートが外れて、2球目インコーススライダーは大ファール。


炭谷選手は3球目にインコースストレートでファールを打たせてカウントを有利にした上で、フォークかチェンジアップで打ち取る算段。


マウンドにいるのが岸投手だったならそれで打ち取れたと思いますが、しかし野上投手はインコースにストレートを投げ切るのは波に乗った時なら良いですが、それ以外はインコースに求めても7割は真ん中か逆球。


とこでそんなイメージが固まったのか、今日のパリーグTVの解説者も「野上投手は本来コントロール良い」と話していましたが、これは嘘か勘違いで与四球率は3点台が当たり前の投手です。


そして優しい性格が災いしてなかなかインコースの厳しいコースに投げきれません。


だからインコースに投げさせたいときは多くの場面で、曲げた結果インコースに届くスライダーなどで代用してきたわけで、まだ今日のピッチングの軸もリズムも何もなく、かつコントロールミスが許されない満塁の場面でのインコースストレートはかなりリスキーでした。


勿論配球はあくまでも結果論ではあるのですが・・・



○武隈投手

1点差に迫った9回に登板。

先頭打者への四球から、送りバント後に痛恨の被弾。


打たれたのはインハイのボール球のストレート。

狙ったところに投げてのもので、これは打った方を褒めましょう。


ただ、打率.156の先頭打者の四球は反省です。




○打線

8安打3四死球3得点


前回対戦時も7回をソロホームラン一本に抑えられましたが、今日もロッテ先発の二木投手に7回まで散発4安打。


1、3回に2塁までランナーを進めるもともに2死からでモノにできず。


ようやくのチャンスは8回。


2死3塁から2つの四死球と2本のタイムリーで1点差にまで追い上げましたが、更に1、3塁のチャンスが残るところでタイムリーを放ったメヒア選手が2塁を欲張って挟まれ、その間に仕方なくホームを狙った3塁走者が本塁憤死。


やっと出来た勢いを削がれた直後に武隈投手が被弾と、流れが悪いです。




○それだけじゃないですが

二木投手は7回まで球数85球。


象徴的なのは木村選手の第1打席。


初球に外角低めのボール球のスライダーを振りに行ってセンターフライ。


打率1割台の7番打者がこの意識ではチーム全体の意識も知れたもの・・・まぁどこまで行っても好球必死打のチーム方針では同じ投手に同じようにやられるのも致し方なし。




○急務

「主軸3人の調子が落ちてきたときに、それ以外が調子に関係なくそもそも打てない選手だらけではチーム全体が低調になってしまいます。


それを補完する打てる選手の準備はやはり急務」


開幕してカード1順したところでブログにこう書きました。


個人的には浅村選手も中村選手もメヒア選手もそこまで深刻な状態ではないと思っていますが、6番に打率0割台の打者を置くようではやはり苦しいです。




○やるなぁ

個人的に今日の勝敗ポイントは1回表。


伊東監督の判断だと思います。


先頭打者がヒットで出塁して無死1塁。


もし次の打者が送りバントなら今日のロッテの勝利はなかったかもしれません。


ロッテは野上投手のコントロールが安定しないここで一気に叩きにいくことを選択して、打率1割台の荻野選手に強硬策。


荻野選手は外角のスライダーをセンター前。


ストレートが安定しない中で次に何をしてくるか?それを読んで本来ならそんなに簡単な筈はない外角のスライダーを待ち構えていたかのようにジャストミート。


この読みは荻野選手自身のものか、ベンチの指示かは分かりませんが、この荻野選手のセンター前が初回の3失点に繋がりました。


もしここで送りバントなら入った得点は何点だったか?


昨シーズンの日本ハム、ソフトバンクを見れば明らかなように、初回の複数得点が試合の勝敗に及ぼす効果は非常に高く、あれだけ薄い戦力なのにロッテが毎年Aクラスに入る理由がこういうところにありますね。


敵将ながら脱帽、お見事でした。





引き分けを挟んで4連敗。


明日も負けると2カード続けて1つも勝てず、そしてこれだけ楽な日程で試合をして、チーム防御率ダントツNo. 1でありながら4月終了時点で貯金なしということになってしまいます。


明日は勝って4月を終えましょう。