ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

4/28 vsロッテ 見る側も疲労困憊なドロー

ロッテ
000 002 000 000   2


ライオンズ
001 001 000 000   2



○菊池投手
中6日7回120球
3安打2四球10三振
2失点(自責点0)


ストレート    69球   57.5%
スライダー         35球   29.2%
カーブ      11球     9.2%
チェンジアップ    4球     3.3%
フォーク       1球   0.1%



ロッテ打線にはずらりと1割打者が並び、チーム打率はニュースになってしまうくらいの歴史的な低さ。


ある意味では誰が投げてもでナイスピッチングになる可能性が高く、判断が難しいのですが、7回を自責点ゼロ。


序盤はカーブの精度が低かったものの、ストレートには前回登板で144球を投げた影響を感じさせないくらいの威力があり、10奪三振のうち8つはストレートで奪ったもの。


球数は5回終了時点で66球と理想的でしたが、6回にピンチを迎え、味方の2つのエラーが出たこともあって、一気に100球まで到達したことで7回で降板となりました。


味方打線が何度も何度もチャンスを作りながらなかなか得点してくれない中での我慢のピッチングであり、6回も2安打はされましたがその中に四球を挟まなかったことで、味方の2エラーがありながらも失点を2点で食い止めました。


結果的には6回の2つのエラーがせめて1つであれば・・・


というのは事実ですが、3回は先頭打者への無駄な四球という自身のミスからタイムリー・・・となるところを秋山選手に刺して貰い、他にも味方の攻守に救われた場面も複数ありましたので、そこは相互補完の関係と割り切りましょう。


次回はもう少しカーブとチェンジアップの精度を上げたいですね。





○打線
7安打5四球2得点


ロッテに5つもエラーが出たこともあり、


1回 2死1、2塁
3回 無死1、3塁
4回 1死1、2塁
6回 1死1、3塁
7回 2死2塁
8回 1死2塁
9回 1死1、2塁
12回 1死1、2塁


と、8度のチャンスを作るも、得点は3回のゲッツーの間の1点と、6回のロッテのサード・ダフィー選手の良くわからない実質フィルダースチョイスでもらった1点のみ。


1、2番で6出塁するもクリーンアップがトータル14打数ノーヒットで繋がらず。
田村選手にうまく攻められた感もありますが・・・



浅村選手はチャンスでゲッツー2つ。
3回は相性の良い湧井投手相手に決めてやろう意識が強すぎてスライダーを強引に引っ張りにいってのもので、強引過ぎました。


しかし9回はカーブをぐっとこらえてタイミング合わせての当たりであり、
捕えた強い打球だったんですが・・・






ライオンズは2つエラーしたけど、ロッテは5つ。
ライオンズのスタメンには1割打者が2人いるけど、ロッテには6人。


言いたいことはいろいろありますが、今日はやめておきます。


とりあえず言いたいのは・・・




最初から最後まで試合を見て応援したライオンズファンのみなさま、


今日はお疲れ様でした。

4/27 vsオリックス 今日も1イニングしか得点できず

ライオンズ
000 002 000    2


オリックス
100 100 001x   3



○十亀投手
6回2/3 98球
6安打 3四球 5三振
2失点


ストレート    60球   61.2%
スライダー       18球   18.4%
カーブ         11球   11.2%
シンカー       6球     6.1%
シュート       3球     3.1%


今シーズン初登板。
直近の2軍戦登板は大炎上。


ライオンズファンの多くが思ったであろう「本当に大丈夫なのか?」の思いをそのまま表すかのように、初回に2安打された後にT-岡田選手と中島選手に連続四球を与えて押し出しで先制点献上。


しかし昨年は死んでいたストレートが初回から147キロを連発。


結局最後は(岡田選手が)裏を書いたつもりのフルカウントからのシンカーを楽々読まれて四球を与えましたが、好調のT-岡田選手に対しても力負けせずに押し込むほどの威力がストレートにありました。


「変に曲がった配球」で中島選手に押し出しを与えた後はバッテリーでともに開き直り、ストレートでぐいぐい押しつつ変化球を低めに集める(集めようとする)本来の十亀投手のピッチングを展開して以後のピンチを切り抜け、結局7回途中まで2失点。


配球割合が極端になるのはコンビを組んだ岡田選手の特徴でもありますが、ストレート割合が60%を超えたのはそれだけ今日はストレートで押せるとの判断があったからでしょう。


2回に最速の148キロを記録して7回でも146キロと、抜ける球もあったものの
最後まで力のあるストレートが投げられていましたし、もう一つの課題だったシンカーも(もう少し精度は上げたいですが)そこそこ投げられていて配球上のスパイスとすることができ、終わってみれば今回のオリックスとの3連戦で先発した投手の中で一番長いイニングを投げ、そして被安打+与四死球が一番少なかったのが十亀投手でした。


オフの間のブログでも一度書きましたが、十亀投手がイニングイーターとして活躍するかしないかはライオンズの浮沈を握る重要な要素の一つです。


今日はどんなピッチングになるかと期待2割、不安8割で見ていましたが、今の段階でこれだけのストレートが投げられたことにとにかくほっとしました




○打線
7安打 3四球 2得点


1、2番でトータル5出塁と今日もクリーンアップの前でたくさん出塁。
しかしクリーンアップがトータルで13打数1安打。


3番浅村選手には


1回 1死3塁
3回 2死1、3塁
6回 無死1、2塁


と、今日4打席中3打席でスコアリングポジションにランナーを置いた場面で打席が回りましたがノーヒット。


チャンスで凡退した3打席のうち2打席はボール球を打ってのもの。
今日だけでなく、この3連戦はやたらとボール球に手を出す場面が目立ちました。


調子自体がピークからは落ちてきていることに加えて、好調であったが故に的を広げしまっている故かと思いますが・・・



尚、この3連戦のクリーンアップ成績は


10打数1安打
11打数2安打
11打数1安打


トータル32打数4安打


クリーンアップが打ちまくっていた時は1、2番が全然出塁できず、こうして1、2番がたくさん出塁するようになるとクリーンアップが打たなくなる。


打線が噛み合うってのはなかなか難しいものです。




○今日も1イニングだけ
クリーンアップが打ちきれなかったことで、このオリックス3連戦は3試合とも得点は9イニング中1イニングだけ。


先発投手にもそれ以外にもいろいろと問題はありましたが、クリーンアップが打てなかったから3連敗したという見方もできそうです。



○何の指示だった?
6回表、1点差に迫って更に1死2塁でメヒア選手が歩かされて山川選手の場面。


山川選手はメヒア選手が打席に立っている間にベンチに呼ばれ、何やら指示が出されていました。


その結果がカーブで1ストライクの後、低めのボール球のチェンジアップを引っ張ってショートゴロゲッツー。


この結果、この過程から、いったい何の指示が出ていたのか・・・


さっぱりわかりません。


第1打席はインコースのストレートに差し込まれ、第2打席は低めボール球のスライダーを2球振らされて三振。


「ゴロを打たそうとしてお前には変化球しか投げてこない。だから、
 ・強引になるな
 ・追い込まれるまではゾーンを上げておけ」


そういう指示が出たうえでストライクゾーンの変化球を打った結果のセカンドゴロでのゲッツーだったならまだ救いもあるのですが・・・





○焦りを見て焦る
最後の場面。


中村選手がグローブの土手で捕球してしまったことでボールを握りそこなって焦り、その中村選手が焦っている姿と2塁ランナーがサードベースをけってホームに向かう姿の両方が視界に入って 「もし1塁がセーフだった場合にはすぐにホームに送球しなくては」 とメヒア選手が焦ってしまった・・・




これでオリックスに対して開幕5連敗。
日本ハムを3タテして得た3つの貯金を全部オリックスさんにプレゼントしてしまって貯金2に逆戻り。
3タテは上にも下にも影響が大きすぎますね。


監督の強い拘りがなければ一つくらいは勝てたんじゃないかと思わなくもないですが・・・

4/26 vsオリックス オリックスに開幕4連敗 

ライオンズ
000 003 000   3


オリックス
000 040 00x   4




○高橋光成投手
中7日 5回 95球
6安打 4四球 4三振
4失点


ストレート  49球  51.6%
フォーク   24球  20.0%
スライダー     19球  25.3%
カーブ     3球    3.2%



昨年対戦打率.400の西野選手には投げ難いのか第1打席、第2打席と2四球を与えましたが、4回までは1安打ピッチングで無失点。


ストレートは最速148キロで、適当に荒れながらも球威のあるストレートを見せつつフォークとスライダーをコーナーに決めて、大振りせずにコンパクトに振ってくるオリックス打線に的を絞らせませんでした。


しかし5回に状況が一変。


打率1割台の7番打者モレル選手に四球を与え、送りバントの後の9番打者駿太選手にも四球。


打順が上位に戻って3回り目となり、ここから5連打を食らってあっという間に4失点。


3回り目に入ったところで球数が80球を超えると、ストレートが140キロに届かない球も出てきてはっきりと威力が落ち、スライダーも甘く入ってはこの結果も仕方ありません。


4連打目の前にあった牽制死がなかったら失点はもっと増えていたと思います。


やはり余計なのは無駄な四球。


下位打線でランナーをためて上位打線に回るのは大量失点の典型的なパターン。


それと球数80球到達後のセットポジションで10キロ近くも球速が落ちてしまうのは、立ち上がりからピンチでなくても常に力を入れて投げているから。


このあたりは今シーズンまだ1勝もあげてない故の部分もあるのだろうと思いますし、中12日だったり、中7日だったりと調整が難しい部分もあるのかもしれませんが、もう少し球速の緩急だけでなくピッチングそのものの緩急を考えてくれたらと思います。




○それで良いんですかねえ・・・
5回の高橋光成投手は2四球と5連打で、たった1イニングで7出塁を許したわけですが、一度もベンチからコーチが出てくることはありませんでした。


ベンチが2つ目の四球を出した後の初球(ど真ん中スライダー → 2点タイムリー2ベース) を悔むならば、そこでマウンドに行って注意喚起しなかったことを悔むべきかと。




○打線
4安打 2四球 3得点


スコアリングポジションにランナーを置いたのは2回と6回の2度。


2回は打率1割台の打者を2人並べる下位に回ってしまい、チャンスをものにできたのは6回だけ。


その6回は9番炭谷選手の代打岡田選手のヒットから秋山選手の四球でランナーを貯めて源田選手の2点タイムリーと浅村選手の内野ゴロの間の1点で合計3得点。


各選手が甘い球を逃さず、かつ最低限やらなければならないことを実行できて、効率よく奪った3点でした。


しかしオリックス先発の金子投手は、甘い球もなかったわけではないですが、ストレート、変化球ともにキレがあったこと、そしてライオンズ打線はボール球を打っての凡退が11もあって助けてしまい、この6回以外は捉えきれず。


結局9回を119球と平均的な球数で乗り切られてしまいました。


せめて119球を7回までに投げさせておけば、また違った展開もあったかもしれませんが・・・




○拘るなら起用だけでなく、指示もしようよ
6回以外では唯一のチャンスだったのが2回表。


1死後、メヒア選手の2ベースと外崎選手の四球で1死1、2塁。


打席には今日の試合終了時点で打率.098の選手。


ここで相手バッテリーが何を狙ってくるのか?


相手は基本的にコントロールが良く、変化球が多彩なオリックスのエース。


これって簡単な話だと思うのですが、それなのに初球の内野ゴロを打たせてゲッツー取ろうの魂胆がミエミエのシュートを素直に打って注文通りのショートゴロゲッツー。


文句を言いたいのはこのゲッツーを打った選手でも、ゲッツーという結果でもありません。


打率1割の選手にそういうことを考える余裕などないのですから、ベンチが相手バッテリーの狙いと対処法と最低限意識すべきことを明確に伝えなければなりません。


打率1割の選手に拘って起用し続けるならば、少なくともそれくらいのことはベンチはするべきです。




○拘り
ここまで木村選手と田代選手に拘る理由ってなんでしょう?


辻監督にとってもっとも屈辱的なのはおそらくエラーが多く出る状況そのものと、エラーで負けること。


その最悪の状況を避けるための起用がこれ・・・という認識で良いのでしょうかね。







失点したのはライオンズもオリックスも1イニングのみ。


ライオンズは下位打線に四球を2つ与えて上位打線に連打を食らって4失点。


オリックスは連打の間の四球1つが挟まって3失点。


単純に四球ひとつの差が得点の差となってしまった・・・



・・・なんて結論は安直過ぎますかそうですかww