4/26 vsオリックス オリックスに開幕4連敗
ライオンズ
000 003 000 3
オリックス
000 040 00x 4
○高橋光成投手
中7日 5回 95球
6安打 4四球 4三振
4失点
ストレート 49球 51.6%
フォーク 24球 20.0%
スライダー 19球 25.3%
カーブ 3球 3.2%
昨年対戦打率.400の西野選手には投げ難いのか第1打席、第2打席と2四球を与えましたが、4回までは1安打ピッチングで無失点。
ストレートは最速148キロで、適当に荒れながらも球威のあるストレートを見せつつフォークとスライダーをコーナーに決めて、大振りせずにコンパクトに振ってくるオリックス打線に的を絞らせませんでした。
しかし5回に状況が一変。
打率1割台の7番打者モレル選手に四球を与え、送りバントの後の9番打者駿太選手にも四球。
打順が上位に戻って3回り目となり、ここから5連打を食らってあっという間に4失点。
3回り目に入ったところで球数が80球を超えると、ストレートが140キロに届かない球も出てきてはっきりと威力が落ち、スライダーも甘く入ってはこの結果も仕方ありません。
4連打目の前にあった牽制死がなかったら失点はもっと増えていたと思います。
やはり余計なのは無駄な四球。
下位打線でランナーをためて上位打線に回るのは大量失点の典型的なパターン。
それと球数80球到達後のセットポジションで10キロ近くも球速が落ちてしまうのは、立ち上がりからピンチでなくても常に力を入れて投げているから。
このあたりは今シーズンまだ1勝もあげてない故の部分もあるのだろうと思いますし、中12日だったり、中7日だったりと調整が難しい部分もあるのかもしれませんが、もう少し球速の緩急だけでなくピッチングそのものの緩急を考えてくれたらと思います。
○それで良いんですかねえ・・・
5回の高橋光成投手は2四球と5連打で、たった1イニングで7出塁を許したわけですが、一度もベンチからコーチが出てくることはありませんでした。
ベンチが2つ目の四球を出した後の初球(ど真ん中スライダー → 2点タイムリー2ベース) を悔むならば、そこでマウンドに行って注意喚起しなかったことを悔むべきかと。
○打線
4安打 2四球 3得点
スコアリングポジションにランナーを置いたのは2回と6回の2度。
2回は打率1割台の打者を2人並べる下位に回ってしまい、チャンスをものにできたのは6回だけ。
その6回は9番炭谷選手の代打岡田選手のヒットから秋山選手の四球でランナーを貯めて源田選手の2点タイムリーと浅村選手の内野ゴロの間の1点で合計3得点。
各選手が甘い球を逃さず、かつ最低限やらなければならないことを実行できて、効率よく奪った3点でした。
しかしオリックス先発の金子投手は、甘い球もなかったわけではないですが、ストレート、変化球ともにキレがあったこと、そしてライオンズ打線はボール球を打っての凡退が11もあって助けてしまい、この6回以外は捉えきれず。
結局9回を119球と平均的な球数で乗り切られてしまいました。
せめて119球を7回までに投げさせておけば、また違った展開もあったかもしれませんが・・・
○拘るなら起用だけでなく、指示もしようよ
6回以外では唯一のチャンスだったのが2回表。
1死後、メヒア選手の2ベースと外崎選手の四球で1死1、2塁。
打席には今日の試合終了時点で打率.098の選手。
ここで相手バッテリーが何を狙ってくるのか?
相手は基本的にコントロールが良く、変化球が多彩なオリックスのエース。
これって簡単な話だと思うのですが、それなのに初球の内野ゴロを打たせてゲッツー取ろうの魂胆がミエミエのシュートを素直に打って注文通りのショートゴロゲッツー。
文句を言いたいのはこのゲッツーを打った選手でも、ゲッツーという結果でもありません。
打率1割の選手にそういうことを考える余裕などないのですから、ベンチが相手バッテリーの狙いと対処法と最低限意識すべきことを明確に伝えなければなりません。
打率1割の選手に拘って起用し続けるならば、少なくともそれくらいのことはベンチはするべきです。
○拘り
ここまで木村選手と田代選手に拘る理由ってなんでしょう?
辻監督にとってもっとも屈辱的なのはおそらくエラーが多く出る状況そのものと、エラーで負けること。
その最悪の状況を避けるための起用がこれ・・・という認識で良いのでしょうかね。
失点したのはライオンズもオリックスも1イニングのみ。
ライオンズは下位打線に四球を2つ与えて上位打線に連打を食らって4失点。
オリックスは連打の間の四球1つが挟まって3失点。
単純に四球ひとつの差が得点の差となってしまった・・・
・・・なんて結論は安直過ぎますかそうですかww