ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

4/18 vs楽天 1本の進塁打も打てないライオンズ

楽天
010 010 000   2


ライオンズ
000 000 000   0



○高橋光成投手
中12日 7回 110球
8安打1四球3三振
2失点


ストレート   61球 55.5%
スライダー     26球 23.6%
フォーク    23球 20.9%



7回まで投げて三者凡退は7回だけ。
ほぼ毎回ランナーを背負うピッチング。


しかしその内容は振れている打者の多い好調楽天打線を相手に常に攻めの姿勢を貫いたものであり、打ちとった当たりでも土のグラウンドのゴロ故にヒットになったものも多く、8安打という数字ほど打たれた印象はありません


今日はフォークよりも多く投げたスライダーの精度が高く、欲しいところで見送りストライクが取れ、ファールでカウントを稼ぎ、空振りを奪い、ゴロを打たせと大きな助けになってくれて、前回登板ではたくさん与えまくった四球を1に留めるのにも大いに役立ってくれました。


失点シーンは2回に3連打で文句なしに取られた1点と、5回は1死2塁から完全に打ち取った当たりを投内連係の拙さからヒットにしてしまい、さらに内野ゴロゲッツー崩れの間の勿体ない1点。


2回は失点後の更なるピンチでゲッツーを奪うなどして複数得点を許しませんでしたし、5回の失点は実質エラー絡みみたいなもの。


ビシッと三者凡退に抑えて流れを引き寄せる形にこそなりませんでしたが、楽天打線にとって2得点というのは今シーズン最少。


十分に先発投手としての責務は果たしました。




○打線
4安打1四球無得点


楽天先発の辛島投手の前に初回は三者三振。


今日の辛島投手はストレート・変化球ともキレがあってコントロールも良く、そうそう連打は期待できないことは最初からわかっていました。


ではその中で今日の試合に勝つために何をすべきか?ということになるのですが、辛島投手に6回90球と球数を投げさせることもできず、ランナーを出してもたった1本の進塁打も打てず。


楽天打線が土のグラウンド故のゴロヒットを量産(どっちの主催試合だよ!)しているのに、ライオンズ打線は辛島投手が降板する6回までの18のアウトのうち三振8つ、フライ&ライナーアウトが6つ・・・


調子落ち、レベル落ちの投手が出てきたら滅多打ちする一方、良い投手が出てくると沈黙するいつものライオンズ打線でした。





○監督、コーチの仕事って何ですか?
象徴的なのは8回裏
点差は2点
ノーアウト2塁


打席には開幕から起用され続けている打率1割6分の7番打者。


代打なし。


そして7番打者は「ここで最低限しなければならないことは何か?」という意識も何もないバッティングでセンターフライ。


ライオンズの方針はいつだって好球必打。


何の指示も出ないし、チーム指導もないから打率1割6分の打者がそういう打撃をするわけです。


結局ノーアウト2塁のランナーは3塁に進むこともなくスリーアウト。


2点差のままなら、9回は楽天松井投手もソロならOKの楽なピッチングができてしまいます。


少なくともここで1点をとっておけば多少は希望もつながる中で、最低でもランナーを3塁に進めてヒットが出なくても何とか得点する可能性を高めるような、泥臭くても何とかして1点をもぎ取るような野球ができない・・・




ライオンズは今日で6敗目。
うち完封負けが3つ。


実にライオンズらしい負け方でした。