ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

つけたし

前回のブログで森選手の捕手起用は反対の立場と書きました。


じゃあお前は炭谷選手の打撃成績で満足なのか?と問われると、決してというか、勿論というか、満足しているわけではありません。


炭谷選手の打撃成績

2012年 打率.194 出塁率.232 OPS.466

2013年 打率.215 出塁率.274 OPS.565

2014年 打率.202 出塁率.238 OPS.535

2015年 打率.211 出塁率.247 OPS.528

2016年 打率.218 出塁率.251 OPS.520


毎年大差ありませんなあ・・・


2012年辺りはまだ打撃どころではないくらい守備でいっぱいいっぱいでしたし、近年は開幕から出ずっぱりで夏場には疲労困憊に陥った故の部分もありました。


それだけに今シーズンはシーズン序盤から岡田選手と併用する形が取られていて、途中出場すらない完全休養日も4月から設けられるなど、相応に休みを貰いながらのシーズンだったので少し期待もしたのですが・・・結局大差なし。



これは個人的な主観ですが、炭谷選手の右打ちには一定の技術があると思っています。

今シーズンの開幕5試合目、3月30日のソフトバンク戦9回の表にサファテ投手から放ったライト前ヒットなんて素晴らしいと思うんです。

(覚えている方いますか?)

そして捕手としての視点を持ち込んでいる打席もある。



炭谷選手の今シーズン打球方向別打率

レフト方向 .182 (99-18)

センター方向 .153 (124-19)

ライト方向 .397 (68-27)



でもどうしてもデカイのを打ってやろうの意識が強すぎて、右打ちの技術を捨て、捕手としての視点を捨て・・・



「うぉりゃぁあぁぁぁ」



と、自分が捕手をしていたら初球にストレートをストライクゾーンになんて絶対要求しない場面で、初球にストレートがストライクゾーンに来る前提で引っ張りの大振りしにいっては変化球でタイミングを外されては打ち上げて内野フライ・・




なんてのが多すぎます。

(あくまでもイメージです・笑)




・・・という炭谷選手への愚痴はともかくとして(汗


こんな炭谷選手の打撃でも捕手として据え続けるべきか?

要は打ち勝たなきゃいけないライオンズにおいて、本当に打てる捕手が必要なのか?


勿論打てればよりベターなのは間違いありません。


しかし現状では森選手を捕手に据えると、ライトに入るのはOPSが.700にも届かない選手。


打撃に専念した森選手と炭谷選手&岡田選手、OPSが.700にも届かないライトと捕手に専念する森選手。


どちらがより沢山点を取れますか?




日本ハムは大野選手、市川選手で日本一になりました。

打てる捕手候補の近藤選手ほ今シーズン殆どマスクを被っていません。


そしてセリーグの覇者広島の正捕手は石原選手。

 

石原選手の今シーズン打撃成績は

打率 .202

出塁率 .296

OPS .526


出塁率でやや勝りますが、打率、OPSともまんま炭谷選手です。


それでも広島は153発684点。

(ライオンズは128発619得点)


打てる能力のある選手の力をフルに発揮させたからの153発684点であり、決して捕手が打てないから勝てないわけじゃありません。



これ以上書くとしつこくなりすぎるので今日でもうやめますが、この主張は森選手が打者一本で磨いたら凄い打者になるという期待の裏返しであり、森選手の打撃力、長打力にそれだけ僕が惚れ込んでいる・・・


ということだけは、こんなiPhoneから打ち込む読み難いブログを読みに来て下さる奇特な方々には理解して貰えると嬉しいです。






尚、当然ながら炭谷選手の打撃成績に納得してはいませんので、炭谷選手の目標値を最後に書いておきます。



打率 .256

出塁率.324

OPS .656

犠打成功率 100%(17-17)




・・・これ、今シーズンのロッテの田村捕手の打撃成績です。

(伊東監督はうまく田村捕手を育てていますなあ・・・)


これくらい残してくれていたら或いは西武HDの株主総会で「森選手を捕手で使え!」なんてことを言う個人株主さんも出てこなかったかもしれませんね(笑)