ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

WBC出場の影響

本日2本目のブログですww



ライオンズからはワールドベースボールクラシックに牧田投手と秋山選手が出場します。
WBCに出場することにより「開幕を1か月早める」ことになるわけで、その影響は特に投手に強く出るのではと考えています。



牧田投手の過去の月別防御率


      4月 5月  6月  7月  8月  9月
2011年  2.78 3.09 2.30 2.00 5.91 1.17
2012年  1.69 1.41 4.59 1.56 3.03 1.36
2013年  0.85 2.57 5.51 3.92 3.45 1.01
2014年  1.66 6.33 1.80 3.72 5.06 3.10
2015年  2.45 1.32 7.08 2.21 1.35 10.26
2016年  1.65 1.84 0.00 3.00 0.00 2.77




牧田投手の生涯防御率は2.87


あまり基準がないので、月間防御率が生涯防御率より0.50以上高い月を調子を落としていた月と仮定して赤字にしてみました。


2014年を除けば毎年5月までは好調で、特に4月は神。


6月は2015年シーズンまでの5シーズン中3シーズンで防御率4点以上。
(2016年シーズンは怪我で6月から7月にかけて1か月以上休んでいるので参考外)


シーズン開幕から3か月目、暑くなり始める6月にだいたい一旦調子を落とす傾向があると捉えて良いのでしょう。


しかし殆どのシーズンで赤色の防御率を記録した次の月は調子を戻していますが、戻していないのが2013年と2014年です。


2013年は前回のWBCが開催された年で、この年は「神期間」を過ぎた6月から8月までの3か月間が赤色。


過去唯一にして最長の赤字期間です。


例年なら調子を落としても1か月でだいたい戻るけれど、開幕を1か月早めたWBCイヤーは疲労をずるずると引きずってしまったことが伺えます。


また2013年、2014年シーズンは本質的に持ち球を磨くことよりもフォームに変化をつけてタイミングを外そうとする姿が強く印象に残るシーズンで、WBCで求められたことや意識したことをシーズンにも必要以上に持ち込んだ結果、相手打者にしっかり対応されてしまったという部分もあるようにも思えます。


頭の良い牧田投手ですから再びフォームの変化という小手先に走る同じ失敗はしないと思いますが、体力的にはやはり不安がありますので、今シーズンは調子を崩し始めたら思い切って抹消して、2~3週間くらい完全休養させるなんてこともあって良いかもしれません。


まぁこの辺りは今シーズン先発で行くのかリリーフで行くのかでもだいぶ違うでしょうけれど、個人的には今シーズンに限って言えば岸投手の穴を埋められるのは牧田投手しかいないと思っていますので、神期間は先発で頑張ってもらって、末梢から戻ってからは今井投手辺りが出てくることを前提にしてリリーフに据えたいところです。


尤も、今シーズンオフにFAを目指す牧田投手からしてみれば、「登録抹消などとんでもない」でしょうし、FA権利取得時期が来年にずれるなど絶対にあってはならないと死に物狂いで安定した成績を残すべく頑張ると思いますが・・・