ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

宇宙の彼方で三球三振

昨年の9月22日、西口投手の2軍でのラスト登板を見るために、西武第二球場に前代未聞の2002人が詰めかけました。


僕はその2002人のうちの一人。


3イニングで西口投手が降板した後も試合を見続ける中で、色んな選手が試合に出場し、マウンドに立ち、バッターボックスに立つのを見ました。


そんな中、代打で途中出場した彼は、楽天先発の辛島投手のスライダーに三球三振。


3球ともまったく同じスライダーをまったく同じように空振りして三球三振。


赤子の手をひねる、という表現がぴったりの三球三振。


手も足も出ず、という表現がぴったりの三球三振。


なす術なく、という表(以下略







僕個人も野球をやっていたけれど、高校時代は甲子園なんかまったく縁のないレベルでした。


実際に試合で対戦した中で「こいつは凄いな」と思った人もいたけれど、その人達の中でもプロに行った人は皆無。


その僕から見て、西武第二球場のバッターボックスに立つことがどれだけ凄いことか。


個人的な実感上では、西武第二球場のバッターボックスは宇宙の彼方の世界です。


ただ、それなりに長い時間実際に野球をプレーして、野球を見てきたので嫌でも目だけは肥えてきます。


なので、そこが宇宙の彼方の世界でも、西武第二球場のバッターボックスに立つ彼から、一軍のバッターボックスに継続的に立てる立場までは、更に別の銀河系の宇宙ほどに遠い世界であることも分かります。


そしてその三球三振の姿を見て、これでは首を切られてしまうのではないか。


そう抱いた思いは、残念ながらそれから約1ヵ月後に現実になりました。


僕が実際にプレーしていたレベルから言えば、彼は神様に愛されたと表現出来るような選手です。


でもその彼ですら1軍のレベルには到底及ばない。


となると、1軍のレギュラーとしてプレーしている選手がいる世界は、宇宙の彼方の、そのまた宇宙の彼方の世界。


そんな世界について、偉そうに好き勝手にあーだこーだとブログで意見する・・・




・・・そんな矛盾に自分で自分にツッコミを入れながら今日もブログを書いているわけですが、宇宙の彼方で、宇宙の彼方のそのまた宇宙の彼方で頑張る選手達への最低限のリスペクトとして、呼び捨てではなく名前の後に「選手」とつけることにしています。




・・・というのが、一部の方から頂いていた質問への回答です(長っ





まぁ・・・





たまにつけ忘れちゃうんだけどさ(冷汗