ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

野上投手、二桁勝って結婚しましょう

更新ペースが牛歩に戻ってしまってどうもm(_ _)m


このままのペースだとオフの間に書こうと思っていた事を書き切らないうちにシーズンが始まってしまいそうな・・・(白目




以下本題です。


タレントの石川梨華さんと2017シーズンオフにも結婚へ、という報道が出た野上投手。


僕の周りのライオンズファン、野球ファンの間では酷評する人が多い投手で、今シーズン駄目ならクビでいいとか、トレード要員とか結構な言われようなんですが、個人的には2017年シーズンに期待が高い投手の一人です。



2016年シーズンは

22試合 107回 3勝9敗 防御率3.87 WHIP1.45



2016年シーズンに作ったライオンズの借金12のうち半分を野上投手が作った・・・


という数字だけを見ると何をそんなに庇うのか?高い期待を持つ要素が一体何処にあるのか?と言われてしまいそうですが、2016年シーズンの前半戦MVPを選ぶとしたら、個人的には野上投手を挙げます。


岸投手と菊池投手が離脱して十亀投手が絶不調でバンヘッケン投手が使えない中で開幕からだだ一人前半戦を通してほぼローテーションを守り、菊池投手が逃げたソフトバンク戦に先発5〜6番手の立場ながら僅か2ヶ月の短期間に3度も先発(異常です!)してうち1度は試合を壊しましたが、残り2度は6回3失点と6回1失点でしっかりゲームメイクして、投球回数は前半戦終了時点ではチームNo. 1。


(ソフトバンクから逃げ回って最後の最後でにようやく投げたら完敗だった今シーズン二桁勝って年俸1億に到達してさぁメジャーだと喜ぶ菊池投手は野上投手の年俸ダウン分くらいは損失補填してもいいのでは?ww)


前半戦休みなく奮闘したことが祟り、後半戦に入って疲労から本来の球が投げられなくなり、特にストレートの威力が落ちてしまって打ち込まれましたが、これは起用する側の問題です。



個人的に2017年シーズンに期待を持ちたいのは、2016年シーズンのラスト登板となった9月20日の登板内容故。


この日は約1ヶ月ぶりの1軍登板で、疲労が完全に抜けた中でのオリックス戦。



成績的には


6回 87球

4安打 2四球 4三振

1失点


で、勝ち投手。



しかし休養十分で相手は消化試合のオリックスでしたので、この試合の6回4安打1失点をもって2017年シーズンに期待するものではありません。


注目したいのはその内容です。


この日の配球割合は以下の通り。



ストレート 42球 (48%)

フォークボール 14球 (16%)

チェンジアップ 10球 (12%)

カットボール 10球 (12%)

スライダー 8球 (9%)

カーブ 3球 (3%)



ここ数年、ピッチングの幅を広げようとシュートに手を出したり、カットボールに手を出したりといろいろ迷走して来ましたが、この日は変化球の中では珍しくフォークボールを多投。


フォークボールはもともと投げていた既存の球種であるものの、2016年シーズンの全投球に占めるフォークボールの配球割合は3%程度。


過去のシーズンでも1〜6%程度で、この試合の16%というのは「2017年シーズンはこれで戦う」意思の表れでしょう。


個人的に2017年シーズンの野上投手に期待をかけるのは、このフォークボールを多く投げるようなったから!






・・・という変化球の選択が理由では勿論ありません。



フォークボールはそれのみで生きる球種ではなく、ストレートの価値を高めてくれる球種であり、ストレートを磨けば磨くほど意味持つ球種。


「野上投手はフォークボールを投げる」とのイメージが相手打者の頭にあるだけで、ストレートがより生きて、詰まったり差し込まれてくれたりするようになる球種。


他の変化球もやはりストレートが走ってこそではあるものの、フォークボールはボールに横回転を加えないので、手首や腕の振りが直球と同じである為に、他の変化球以上にストレートの威力があればあるほどより効果が増す球種。


このフォークボールを2017年シーズンの武器にするということは、その裏にはストレートを磨く強い意思がある、と解釈したいです。


実際にこの日はフォークボールそのものに頼るのではなく、フォークボールはあくまでもストレートを生かしてくれる球種として使っていて、登板の中で最も印象的だったのはストレートでぐいぐい押す姿でした。


この日の最後の打者もストレートで押し込んで内野フライ。



個人的に2017年シーズンの野上投手に期待をかけるのは、あれこれ変化球に手を出した結果としてやっとと言うか、ようやくと言うか、ついにと言うか、、、ピッチングの基本はどこまで行ってもストレートという境地に至り、変化球に頼ったり逃げたりするのではなく、ストレートを磨いて勝負してくれる、ストレートを軸に攻めるピッチングをしてくれる〝筈〟という期待故です。



キャリアハイは2013年の11勝。


でも実は最後の3勝はシーズン末期にリリーフに回って僅か6日間で荒稼ぎしたもの。


先発としては8勝止まりでした。


2016年シーズンには全くなかった首脳陣の〝配慮〟にも期待して・・・


イメージとしては前半戦は6月の頭くらいに1回と後半戦は8月に1回、それぞれローテーションを飛ばして、間違ってもオールスターに出たりなんかしないで(笑)しっかりとオールスター期間も休んで、何とか2017年はシーズン通してローテーションを守りきって先発で二桁勝ちましょう!


先発で10勝したら「結局ライオンズファン」的にはキャリアハイ認定します。


まぁ・・・


こんな究極的にこじんまりとした個人的ブログに認められても何の価値もないですけど(笑