3/18 vsソフトバンク 3安打6得点(舐めんじゃねー!by永江選手ww)
ソフトバンク
300 010 001 5
ライオンズ
001 302 00X 6
○十亀投手
4回75球
4安打2四球2三振
3失点
ストレート 30球 40%
スライダー 16球 21%
カーブ 14球 19%
シュート 10球 13%
シンカー 5球 7%
初回、ストレートが140キロに乗らず、カーブ、スライダーが抜けてストライクが取れずの苦しい内容で、2四球が絡んで3失点。
ソフトバンクの5番打者が穴じゃなかったら3点じゃ済まなかったでしょう。
2回以降はカーブ、スライダーのコントロールが改善してストライクが取れるようになり、ストレートが140キロ台に乗って詰まらせて打ち取る場面もでてくるなど、ようやく形になって予定の4回を投げ切りました。
数字だけ見れば初回だけが・・・ということになるんでしょうが、ストレート割合が40%。
全体として元中日監督の落合氏が評価したら「じじくさいピッチング」って言いそうな内容で、もっと力で押していくピッチングを期待していたのですが、このストレートじゃ無理かなというところでした。
最後の4回表も相手のバント失敗とセーフの盗塁を審判にアウトにしてもらってやっと・・・というもの。
心象はあまりよくありませんね。
本来の十亀投手の「これぞドラフト1位のストレート」って何球ありましたかねえ・・・
シュートは継続使用のようで、これがストレートの質を今シーズンも落とすことになるのかどうか。
○2番手・高橋光成投手
4回53球
3安打2四球5三振
1失点
ストレート 34球 64%
フォーク 16球 30%
スライダー 2球 4%
カーブ 1球 2%
ストレートは最速148キロ。
最初から140キロ台前半から半ばは出ていました。
立ち上がりの先頭打者四球は反省ですが、その後の送りバント→犠飛→タイムリーは単純にストレート続け過ぎ(5回表に投じた13球中12球がストレート)て狙い打たれたもので、まぁオープン戦故の配球の所為といったところでしょう。
・・・まぁ岡田選手はシーズンでも偶にやりますけど(汗
全般としてはストレートでぐいぐい押しつつフォークを振らせる形で、高橋光成投手本来のストレートが数多く投げられていましたし、フォームとしては無理に首を振って勢いをつけて投げるようなこともなく、安定感がありました。(多少投げ終わった後に1塁側に流れる場面もありましたが)
ただシーズンに入ればこんなストレート過多のピッチングはありえず、フォークのほかにスライダーとカーブでどれだけカウントを稼げるかがカギになりますので、次回はその辺りを重点的に試してほしいですね。
○増田投手
ストレートが走らず130キロ台半ばから140キロ台前半。
球が浮いてなかなか相手打者のベルトより下に球がいかずに苦しいピッチングでした。
結果的には1失点で何とか逃げ切りましたが、そういう立ち上がりがあってもだいたい打者2人目くらいには落ち着くのが増田投手ですが、今日は最後まで変わらずでした。
次回登板までの微調整が必要です。
○打線
3安打6得点
打ったヒットは僅かに3本。
でも、貰った四球と相手エラーによる出塁を確実に得点につなげるライオンズらしくない攻撃でした(笑)
尚、ソフトバンク先発の松坂投手も変化球ばっかの投球内容で、所謂「松坂大輔投手」というイメージではなく、まったく別の松坂という名前の投手との対戦でしたが、何が良いというものもない中で意外と打てなかったなという印象・・・・・遠慮はなかったと思いますけど(笑
○永江選手 4打点
3回の無死1,3塁の場面でカットボールをライトへの犠飛で1打点。
これは松坂投手がそこまでに多投していたカットボールを狙っていた打撃で、狙い通りでした。
4回は満塁の場面で走者一掃のスリーベース。
松坂投手がアクシデントで満塁のランナーを残して降板し、
緊急登板となった鍛治屋投手が2球投げて2ボール。
もうストレートだけ待っていれば良い場面でそのストレートが真ん中高め。
永江選手からしたら「舐めんじゃねー!」の一打でした。
昨シーズンはスタンリッジ投手から3安打放った後に、相手バッテリーの攻めが1段レベルアップしたらお手上げ状態でしたが、今シーズンはその1段をクリアできるかどうか。
○犠飛2つ
ヒットと6回の相手エラーからのチャンスで最低限の犠牲フライ×2。
放ったのは栗山選手と岡田選手で2人は今日ともに2四球と1犠飛。
さすが役割分かってます。
いくつか不満はありますが、よい勝ち方の試合でした。
ソフトバンク相手の逆転勝ちなんてシーズンにとっておきたいくらいですけど(笑