ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

3/20 vs楽天 今日も相手のミスを得点に結び付けるライオンズ

楽天
100 010 000  2


ライオンズ
001 000 11x  3



○多和田投手
5回2/3  106球
10安打無四球2三振
2失点


ストレート   53球  50%
スライダー      34球  32%
カーブ     16球  15%
フォーク       3球   3%



前回登板の後に多和田投手が花粉症であることを知りました。
同じ重度の花粉症患者としてはこの時期に投げているだけで十分と言いたくなってしまいますが・・・
それはともかくとして今日のピッチングを振り返ります(笑


初回からストレートは144キロを記録するなど走ってはいましたが、しっかりと指にかかって多和田投手独特のシュート回転をコントロール下に置いた威力のあるストレートもあった一方、抜けたストレートもかなり多く、良い球と悪い球がはっきりしていました。


これは変化球も同様で、抜けて完全なボールになる球、ど真ん中に入る球、見事なコースに決まる球とバラバラ。


5回に80球を超えたあたりからストレートが140キロに届かなくなり、100球に到達した6回は135キロ前後にまで落ちて、これでよく2失点で済んだもの。


カーブが効果的で緩急が効いたのは確かですし、無四球で傷口を広げなかった点は評価したいですがが、一方でど真ん中の見逃しも打ち損じも多数だった楽天打線の不調(特に外国人選手)に助けられた部分もかなり大きかったと思います。


象徴的なのは初回と5回のアマダー選手の犠飛による失点シーン。
犠牲フライにした球はともにホームランボールでしたし、特に5回満塁の場面では初球133キロストレートが外れて1ボールの後に投じた2球目のストレートはど真ん中の137キロ。
「これをホームランにしないでどの球をホームランにするんだよ」という球を打ち損じてライトへの犠飛。


悪いなりに纏めたとは言い難い・・・というところで花粉症であるという事実に戻ると、うーんまぁこの時期なら仕方ないかなと思えます。


しかし・・・将来的にこの時期の屋外球場は辛いからとドーム球場を求めてFAしたりしませんよね?(汗



○野田投手
6回2死1,2塁で茂木選手を迎える場面で登板。
シーズンでも数多く登板がありそうな場面でしたが、初球スライダーを外角いっぱいに決めてレフトフライ。
茂木選手もスライダー一本に定めて振りに来て少しでも甘くなっていたら危なかったですが、コースぎりぎりに決めたことで野田投手の勝ち。



○武隈投手
7回2死満塁で銀次選手を迎える場面で登板。
武隈投手=チェンジアップのイメージを逆手にとって全球ストレートで空振三振。
シーズンに取っておきたい配球でした(笑



○増田投手
今日も甘い球多し。
代打升田選手(オープン戦打率0割台)にはど真ん中ストレート(ファール)に真ん中高めストレート(空振り)がありましたし、聖沢選手にもストレートをど真ん中に入れてあわや同点ホームランの大ファールがありました。


スピードは出ていますし球に力もある(岡田選手談)ということなので、コントロールの精度だけの問題なので開幕へ向けては心配はしなくてもいいんでしょうけど。





○打線
10安打3得点


楽天先発の辛島投手の球をセンターから反対方向へ打つ意識が一部の選手を除いては概ね共有できていたことで4回までに7安打放って毎回チャンス。


しかし得点は3回のゲッツーの間に挙げた1点のみだったのは、4回のうち2回は2死からの攻撃だったこと、1回は下位打線に回った故。


それでも7回、8回はともに先頭打者四球という言わば相手投手の実質エラーからランナーを進めて(8回はワイルドピッチもあって)タイムリーで同点と勝ち越し点をあげ、今日も相手のミスを得点につなげました。




○栗山選手
2安打。
オープン戦打率は4割を大きく超えています。
でも今の打順では栗山選手の出塁から下位に回るのでなかなか得点になりません。


個人的には最も打つ打者が集まるクリーンアップの前に出塁率の高い打者を置くべきと考えますが・・・



○田代選手
途中出場から1安打。
でも同点の8回無死1塁から打ち上げていては・・・



○山川選手
途中出場で2打席ノーヒット
最初の打席は初球に甘いスライダーを見逃し。
そのあとは厳しい球しか来ません。
自分に初球ストレートでストライクを取りに来るとでも?





これでオープン戦4連勝。
・・・という数字をあんまり信用したくはないですが・・・(汗