ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

4/12 vs楽天 ベンチの勝利!

ライオンズ
002 221 003   10


楽天
300 000 002    5



○多和田投手
中7日  3回0/3 80球
6安打3四球1三振
3失点


ストレート    46球 57.5%
スライダー       28球 35.0%
フォーク          4球   5.0%
カーブ      2球   2.5%


ストライク率 50%


対右打者 打者6人  6打数1安打
対左打者 打者13人 10打数5安打3四球1被弾



そういえば昨年、デビュー時に左打者病なんてのがありましたね。
もうすっかり克服したと思っていましたが・・・



立ち上がり、先頭打者の茂木選手に対してストレートが思ったところに決まらずに四球を与え、続くペゲーロ選手に追い込みながらもスライダーが浮いたところを捕えられ2ラン被弾。


・・・で終わらずに2死から浮いたスライダーを、浮いたカーブを、インコースを狙ったのにシュート回転して真ん中に入ったストレートを、それぞれ左打者に捕えられて3連打を食らって更に1失点。


2回はストレート、スライダーともある程度コントロールが落ち着いたようにも見えましたが、3回になるとど真ん中に入れたかと思えば、ストレートはひっかけて、スライダーは抜けてと再びコントロールが定まらなくなり、そして4回に先頭打者ヒットから茂木選手に今日2つ目の四球を与えたところで降板。



ストレートは自らのコントロールを超えてシュート回転をするので威力がなく、3回には140キロに届くか届かないかのスピードしか出なくなり、かつ左打者のインコースを狙ってはシュート回転して真ん中に入ったり、指にかかり過ぎて低く行き過ぎたり。


スライダーも浮いたり抜ける球が多く、これらの傾向は左打者に対して、それも特にランナー置いての左打者に対する場面で顕著。


まぁ基本的には前回登板と内容が変わっていませんね。



プロ入り初のスライド登板・・・の影響があったのかどうかは分かりませんし、花粉症の症状(スギだけでなく、檜アレルギーもあるとまだまだ辛い時期が続きます)がどれくらい影響しているかもわかりませんし、昨年も春先はだいたいこんな感じでした・・・なんて季節要因として片づけていいのかもわかりません。


しかし次回登板である程度結果を出さないと・・・




○大石投手
4回、多和田投手が残した無死1、2塁のピンチで登板。


フォークを見せてからのストレート、そして高め釣り球ストレートからの落差の大きいフォークの王道配球でゲッツー&三振で見事な火消し!
(好調ペゲーロ選手が強引に引っ張ってくれて感謝ww)


続く5回は3点リードとなった余裕からか、これでもかのストレート押しで無失点。


素晴らしい!(岡田選手遊び過ぎww)




○打線
15安打7四球10得点


楽天先発の則本投手のボール球に手を出さず、かつ甘い球を強引にならずにセンターから反対方向に打ち返す優等生的バッティングが組織的に出来て、15安打中引っ張ったヒットは5本だけ。


そして秋山選手が5出塁して、浅村選手が5安打して、中村選手が2発を放って・・・だけじゃなかったのが今日の攻撃。


3回から5回まで、毎回複数得点する楽天を苦しめる点の取り方ができたのは、下位打線の活躍なしにはありえませんでした。


今日7番に起用された渡辺直人選手が3安打4出塁、9番の木村文選手が2安打3出塁。


下位がこれだけ出塁してチャンスメイクしては上位に回して、上位が上記のような活躍。


だからこその4イニング連続得点!


だからこその二桁得点!





○勝敗ポイント
今日の楽天先発の則本投手もある意味では多和田投手に負けないくらい状態が悪く、ストレートは球速こそ出てはいたものの威力はなく、落ちるスライダー、フォークの多くをライオンズの各打者が見送れたということが、その威力のなさ、印象付けの弱されの表れでした。


ライオンズは多和田投手を4回途中、100球を目途にすることなくあきらめて継投策。
これが見事に当たって6回までを初回の3失点のみに抑えました。


楽天は状態の悪いエースの則本投手を5回を投げ切るところまで引っ張り、結果3回から5回までで合計6点を失い、流れは完全にライオンズに傾きました。


継投は結果論ですが、あと則本投手を1イニング早く代えていたら今日の試合はどうなっていたか?


まぁエースを4回で見切るのもそうそう出来ない事とは思いますが、その意味では今日はライオンズベンチの勝利です!




○浅村選手
5安打!
しかもすべてシングルヒット。
レフト方向のヒットは1本だけ。


中村選手が1発打って4点差になった後で「俺も!」になりそうな中でも、ライト前ヒットは大人になった証かキャプテン故か。


今シーズンは首位打者を目指しましょう!


そういう打撃をしていたらホームランも自然と20本は超えてきますよ。



○渡辺直人選手
昨年則本投手に9打数5安打の相性を買われての起用。
こういう相性による起用は昨年までは殆ど見られませんでした。


そして3安打。


渡辺直人選手の活躍もこういう起用も嬉しい!!




今日のヒーローは見方によっていろんな選手の顔が思い浮かびますが、個人的には継投策や渡辺直人選手起用を含めてベンチを褒めたいです。


ベンチを褒める・・・昨シーズンは何回ありましたっけ?(笑