4/14 vsロッテ だから野球は面白い
ライオンズ
000 000 102 3
ロッテ
000 001 100 2
○菊池投手
中6日 7回 123球
6安打4四球8三振
2失点
ストレート 71球 57.7%
スライダー 31球 25.2%
フォーク 11球 9.0%
カーブ 10球 8.1%
菊池投手が得意のロッテ、そして得意のマリンスタジアム。
・・・に加えてロッテ打線は案の定外国人選手がハズレで角中選手が離脱して、注意すべき打者は鈴木大地選手くらいという貧弱さ。
今日は楽勝かな・・・なんて試合前に考えていたのですが甘すぎました(汗
三者凡退は5回だけであとは毎回ランナーを背負うピッチング。
調子自体は決して悪くなかったと思いますが、四球を4つ出して、10球粘られた場面もあり、7イニング中20球以上を要したイニングが3イニングもあって球数が嵩みました。
カーブの精度が少し悪かったことに加えて審判との相性もイマイチだったことで、何とか手先でコントロールを付けようとしてしまい、更に精度が悪化してしまいました。
これにより特に6回7回のピンチで使いにくくなって、投球の変化はフォークのみに頼ることになったことも影響しましたね。
失点シーンは6回と7回。
100球を超えた7回は田村選手に真中ストレートをセンター前に運ばれ、送りバントで2塁に送られた後、伊志嶺選手に10球粘られた末にセンター前にポトリと落とされたものでまぁ仕方ないでしょう。
勿体なかったのは6回の失点シーン。
先頭の一番怖い鈴木大地選手を打ち取った後に井口選手に四球を与え、結果的にその井口選手にホームインを許してしまいました。
前の打席にツーベースを打たれたこともあってか少し意識が強すぎた感じがあり、シングルヒットOKの考えで投げて欲しかった場面でした。
それでも失点は2。
7回に失点した後の更なるピンチは鈴木大地選手を抑えて複数得点は許しませんでしたので、仕事はしました。
次に向けてはやはりカーブ。
もう少し精度を上げましょう。
○大石投手
2勝目!
結構危ない球もありましたが逆球がインコースの厳しいところに行って、それが効果的だったりとか、今の大石投手自身の良い流れが良い結果も呼び込んでいます。
○増田投手
今のところ真ん中でも抑えるような球威はなく、それでいてストレートは真ん中付近に集まり、スライダーは高めに浮く傾向にあり、これはオープン戦からもそうでしたし、前回登板もそうでした。
最後は1死満塁。
薄氷を踏むとはこのこと。
○打線
7安打3得点
ロッテ先発の二木投手は昨年の春先同様にストレートにキレがありました。
ストレートに振り遅れないようにとポイントを前に引き出されてはフォークで仕留められ、6回までに作ったチャンスは4回表の1度のみ。
総合的にコントロールが良いので四球も連打も期待できない中で、その状況を打開できるとしたら・・・
一発。
ロッテ打線を見渡してもシーズンにホームラン20本を打てる打者は一人も見当たらず、ライオンズには少なく見積もっても3人、甘く見れば5人ww
この差をしっかりと出せた試合になりました。
長打に勝るものなし。
○ライオンズが勝つための道
9回にもし逆転2ランが出なかったら、7回の中村選手の一発をソロにしてしまったことが敗因となるところでした。
そして現実の結果はメヒア選手のホームランをソロにしなかったことが勝因。
如何にランナーをためて打てる人に回すか、これは今後もずっと同じです。
○最後にストレート
9回表、2死1塁でメヒア選手の打席。
オール変化球でフルカウント。
直前の球はカットボールであり、メヒア選手は「ストレートしか狙ってませんが何か?」というスイングでまったくタイミングが合わずに空振り。
最後もこのままカットボールかシンカーだろうと思いましたが、まさかのストレート。
ロッテの田村選手は裏を欠いたつもりなのか、あるいはメヒア選手の挙動の中に何か狙い球を変えたように素振りや雰囲気を感じたのか?それとも・・・
・・・なんてことを考えるのが楽しいアタクシは馬鹿ですかそうですかww
9回の表裏、ラストボールはともに逆球のストレート。
表は外角を狙ったストレートが真ん中ややインコース寄りに入って逆転2ラン。
裏は外角を狙ったストレートがインコースに入ったことで逆に詰まった内野ゴロとなってゲッツー。
同じ球種、同じ内容の逆球、球速もほぼ同じ。
でも結果は真逆。
だから野球は面白い!!
・・・と、
勝ったから言えますww