ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

4/23 vs日本ハム 3タテ達成で貯金5

日本ハム
011 010 000   3


ライオンズ
200 003 52x   12



○ウルフ投手
中6日 5回 93球
9安打無四球3三振
3失点


ツーシーム         56球     60.2%
カーブ        27球   29.0%
チェンジアップ      6球  6.5%
カットボール                  4球    4.3%
  


前回登板くらいからやや傾向は出ていましたが、投球の軸とするツーシームが高めに浮いて修正がなかなかできませんでした。


そしてカーブの割合が普段の倍近くを占める格好になったのは、ツーシームもカットボールも浮いて高めに入ることが多く、低めに決めるのに確実性の高い球種がカーブしかなかったため。


しかし日本ハム打線3回り目にはその傾向を捕まれてカーブを狙い打ちされ、5回までに1~3番打者に7安打される苦しいピッチング。


大量失点してもおかしくない内容でしたが無駄な四球を与えなかったこと、そして何より中田選手をノーヒットに封じて打線を分断できたことで失点は3で済みました。


初回の好連携プレーで松本選手の2ベースを3塁で刺したのも大きかったですが、特に5回に3点目を失って更に1死1、3塁で中田選手の場面での併殺打は非常に大きかったです。


打ったのはほぼど真ん中のツーシーム。


繋がれたら試合展開は或いは全然違うものになった可能性もあり、ものすごく助かりました。


ウルフ投手はここまでやたらと良い数字が出ていますのでハードルを上げたくなってしまいますが、本来は6回3失点で十分な仕事ですので、試合を壊さず5回3失点ならそんなに悪くありません。


ただ、ツーシームを低めに集めてナンボの投手が2試合続けてそのツーシームが浮く内容でしたので、これが疲労から来ているのか、技術的なもので修正可能なのかを判断して対処する必要はあると思います。





○武隈投手
6回表に登板。


チェンジアップが抜けた高めボール球を振ってくれるラッキーもありましたが、これもストレートが最速144キロと走っていて腕が振れているからこそ手が出てしまうもの。


ストレートで押し込むピッチングで三者凡退に抑え、やや日本ハム側にあった流れをライオンズ側に引き寄せました。


武隈投手欄に書く話ではないですが、この三者凡退と直後に源田選手のセーフティバント安打が出て、一気に「さぁいくぞ!」の流れができたのは間違いなく、今日のキーポイントはこの三者凡退と源田選手のバントヒットでした。




○牧田投手
7回表に登板


6回裏に逆転して、7回表に牧田投手が出てくる。


相手チームに与える絶望感はものすごいことでしょう。




○打線
12安打5四球12得点


日本ハムは11安打で3得点
ライオンズは12安打で12得点



違いは四球とホームランと厚み


日本ハムは四球出塁なし、ホームランなし、中田選手が打てなかったらカバーする人なし。
ライオンズは5四球を選んで、3発放って、中村選手が打てなかったらメヒア選手がカバーして、次の打席では中村選手が取り返す。


まぁ好調なチームと低調なチームの違いなんでしょうけど、7回以降はお祭り騒ぎで終わってみれば大差勝ち。




○田代選手
プロ入り初ホームランおめでとうございます!!




○日本ハムの油断とミスにつけこむライオンズ
初回にライオンズが連携プレーで2ベースヒットの打者走者が3塁を欲張ったのを刺したのに対して、日本ハムは6回1死1、2塁で3塁線を締めず、連携プレーによるバックホームの送球がそれて逆転を許し、それらが更に追加点を許す格好になりました。


これが勢いのないチームと勢いに乗っているチームの差なんでしょうけど、日本ハムの一つのミス、一つの油断にどんどんつけこんでいくライオンズが見られるというのは実に気持ち良いですね!





見事に3タテ達成!


最終的な点差ほど楽な試合ではありませんでしたが、何となく日本ハムの状態も少し上向いてきそうな気配が見えたのが3連戦の最後というのもライオンズにツキ。


これで貯金5


日程の楽な4月に最低でも貯金4、出来れば5と思っていましたが、あと1週残して貯金5まで来ました。


来週からいよいよ週6試合のはじまりで、ここからが本当の戦いです!