ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

週1回位がちょうど良い岡田捕手の先発起用

このブログではこれまで、先発出場した時の岡田捕手を結構高く評価してきているつもりです。


となると、先発出場の機会をもっと増やすべきではないか?なんて話にもなりますが、個人的には今の週1回位がちょうど良いという意見です。


今シーズン岡田捕手が活躍している要因は、怖さを知らないから大胆な配球が出来たり、炭谷捕手という強固なテキストがあるからその対比を出しやすかったり、途中出場はあれど先発は週1回程度なので体力や集中力、研究時間といったリソースを集中できたりと、色々あるんですが、最大の要因としてはやはり他球団からまだ配球を研究されていないことにあると思います。


裏に本人の入念な準備があることは当然としても、そもそも1軍での試合出場数が少なく、当然データも少ないのでどんな配球をしてくるかが相手チームが分かっていません。


当然今後出場が増えればデータも揃って癖や傾向を掴まれて狙い打ちされることでしょう。


ごく単純なところで言えば試合の序盤にインコースを多めに要求するとか、(試合中盤での交代を見越して自分がマスクを被っているうちに)そのインコース効果を早めに使いたがるとか、一旦打たれると一気に弱気転換するとか・・・


捕手は打たれて学んで成長するものですし、細川捕手流出後に炭谷捕手が一人前になるまでにライオンズは少なくとも2シーズン(もっとかな?)は捨てています。


2011年などは相手チームがエンジンを組んで始まる打順3回り目に計ったように先発投手がノックアウトされて(3回り目症候群と名付けていましたww)いましたし、普段はそんなタイプではない打者が次に投げる球種が分かっているかのように(分かってたんでしょうけど)強振してきたりもしました。


勿論高卒5年目当時の炭谷捕手と社会人出身の岡田捕手が同じように壊滅的な攻略のされ方をするとは思いません。


ただ、少なくともそうまでして育てた正捕手がいる中で、ピンポイントで光るものはあるものの、総合力と経験で正捕手に劣る岡田捕手を打たれながら育てる余裕も必要性も今のライオンズにはありません。


むしろ今のペースを守って週1回程度の先発出場故のパフォーマンスを発揮してもらいつつ経験を積み、特定の先発投手だけではなく、リリーフも含めた投手陣全体から信頼される存在になってくれたらと思います。


昨シーズンまでは試合終盤のチャンスで他に替えがいないが為に、炭谷捕手に代打を出さず(出せず)に涙を飲んできた場合が数多くありました。


今シーズンは岡田捕手がいることで炭谷捕手に代打を出す場面も出て来ていますし、より高い信頼を首脳陣と投手陣から得られるようになれば、岡田捕手の存在がライオンズの攻撃作戦の自由度をより高め、結果としてライオンズを強くすることに繋がります。


ただ・・・


捕手とはそういうポジションではあるんですが、過去も結構怪我が多いので気をつけて欲しいところですね・・・特に無駄なヘッドスライディングとかでやらかしがちですので(冷汗)