ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

7/19 vsロッテ 結局何がしたかったのか

ロ 000 006 102 9

西 010 100 000 2



「ポーリーノ投手、本当にごめんなさい」



・ポーリーノ投手

中6日 5回1/3 95球

4安打 2四球 3三振

3失点


ストレート 35球 (37%)

シュート 16球 (17%)

スライダー 19球 (20%)

カーブ 17球 (19%)

チェンジアップ 8球 (8%)


5回まで3安打無四球

球数75球。


昨日は岸投手が完投。

明日から2日間試合なし。

よって今日は中継ぎ総動員デー。


それを踏まえた上でも、続投の判断も十分に有りでしょう。


しかし6回の先頭打者、岡田選手に9球粘られた末に10球目を選ばれて四球。


前回登板は6回80球を2失点の好投も、7回先頭打者に四球から崩れました。


交代の見極めが難しいタイプですが、前回から学べばここで代える手も・・・


結局、ここから不運な二塁打とデスパイネ選手の四球で降板。


しかし、このピッチング内容で勝ちを付けてあげられないどころか、負け投手とは・・・



・大石投手

6回表、1死満塁でポーリーノ投手の後をうけて登板。


今シーズンここまで14試合登板で防御率0.00


結果を残して来ているので、このままずっと敗戦処理というワケにはいきません。

今後のステップアップの為に今日みたいな場面で登板も当然テストされます。


なので投手交代も、その投手が大石投手なのも違和感はありません。


最初の打者、井口選手にストレート2球が外れてボールツー。

そこから更にストレートでストライクを取りに行って逆転満塁ホームラン。


井口選手ならストレートで押せば抑えられると考えた・・・とは思いませんが、結局スライダーでストライクを取れる自信もなかったワケで、目を瞑ってストレートしか選択肢がないならこの結果も仕方ありません。


これは仕方なかったんです。



・続投

大石投手は満塁ホームランを打たれて頭は真っ白だったでしょう。


その時点で代えるべきでしたし、百歩譲っても「頭の中真っ白です」を素人にも証明した続くナバーロ選手への四球でもう絶対に交代しなければいけませんでした。


それを見ても尚続投。


満塁ホームランを打たれたとは言え、まだ4イニングもの攻撃を残して点差は僅か2点。


内投手が離脱してチーム状態も落ちて中継ぎも不安定なロッテ中継ぎ陣を考えれば、ここで抑えればまだ試合は分からなかった筈。


この試合を決めたのは更に続投させて鈴木大地に打たれたツーランホームランです。


この試合を決めたのは100%代えなければいけない大石投手の続投を決めたライオンズベンチです。




・4番

中村選手が復帰。

だってライオンズの不動の4番ですもの。

田辺監督にとっては。


3回2死1、3塁

ど真ん中のスライダーを打ってスタンド届かずセンターフライ


5回1死1、3塁

インハイストレートに空振り三振


で、結局4打数ノーヒット。


3回のド真ん中スライダーはタイミングジャスト。

それでこの結果ですから重症。

その重症を4番起用に拘る監督はもっと重症。


チャンスがありながらロッテを突き放せないから相手を戦意喪失にまで追い込めず、戦意を持たれたまま6回を迎えて・・・


2点差で諦めてくれるのは田辺監督と潮崎ヘッドくらいなものです。


もし今日の4番がメヒア選手だったら・・・6回までに3点差、4点差、或いはもっと点差があった可能性も高かったでしょう。


そうなればまったく対処の違う6回表になったことは間違いなく、大石投手の続投なんて選択肢そのものも存在しませんでした。


すみません、敗因はこっちでしたね。



・ライオンズの2点目

2死3類からロッテのタイムリーエラーによる得点ですが、これはメヒア選手のツーベースヒットの後に渡辺直人選手がしっかりファーストゴロでランナーを進塁させたから入った得点。


3塁にまでランナーを送っておくことがやはり大事。


と、こんな試合でもいちファンは改めて思うのでした。



・呉選手

6回裏、1死1、2塁で代打登場。

結果はゲッツー。


1軍 9打席で併殺打2つ


ただ甘い球を打つのではなく、この場面は相手がどうやってアウトを取りに来るかを知らないといけません。


2軍と違って1軍の投手は併殺打を打たせる為の球種を併殺打を打たせる為のコースにしっかり投げてくるわけで、それをどう打ったら相手の思うツボで、どう打ったら対処出来るのかを知る必要があります。


今シーズンはこうして経験を積む時期なのでしょうね。



・森捕手

3イニングを残して、4点差の場面で勝ちを完全に諦めて森選手を捕手起用。


時間の無駄遣いです。


これをすると打者としての森選手の成長を妨げ、岡田捕手の成長スピードを遅くします。


分かんないですけど、森選手を捕手起用すれば多くのファンは喜ぶんでしょうか?


9回表を見て、例えば呉選手のゲッツーや多和田投手のメタメタ登板と同様に、将来への投資の為と思えるんでしょうか?




どうせ今年でクビだからと自分の拘りに固執したかったのか、それとも来季への投資として若手を試したかったのか、はたまたファンを喜ばせたかったのか・・・相変わらず軸がどこにもないワケが分からない采配で、結局何がしたかったんでしょうね。


・・・全部かな?