8/9 vs日本ハム 最高に面白かった岸投手vs大谷選手
西 003 000 000 3
日 100 000 000 1
「野球楽しい!(久々)」
・岸投手
中6日 7回 124球
6安打 3四球 8三振
1失点
ストレート 72球 (58%)
スライダー 19球 (15%)
チェンジアップ 18球 (15%)
カーブ 15球 (12%)
今日は前回登板と違ってストレートに力があり、スライダーの制球力も戻って、6日間の間に修正すべき点をきっちり修正してきましたね。
ストレートの空振り 前回3→今回6
ストレートの空振り三振 前回1→今回3
スライダーの見逃しストライク 前回1→今回4
スライダーの空振り 前回0→今回4
この前の日本ハムとの対戦では6回までに120球を投げさせられて降板させられましたが、今日は6回を105球で乗り切ったことで7回のマウンドにも上がり、ラスト2イニングを牧田投手、増田投手とライオンズで最も信頼が置ける(増田投手の調子は微妙ですけど・・・)2人に直接繋いだことで役割を果たしました。
7イニング中三者凡退は2イニングだけだった一方、先頭打者の出塁も2度に抑え、4番中田選手を完全に封じて打線を分断したことで7回1失点。
ナイスピッチングでした!
・岸投手vs大谷選手
第1打席 初回1死2塁の場面
初球インロースライダーボールの後、インハイストレートを3球続けて3ボール1ストライク。
そこから最後はインコースを狙ったスライダーが浮いて四球。
最後は投げきれず。しかし1塁が空いていたこと、次がお得意様(過去2年24打数4安打、打率.167)の中田選手であることからある程度想定内の四球でしょう。
第2打席 3回1死ランナーなし
ともに仰け反らせるようなインハイストレート2球で1ボール1ストライク。
(1ストライクは大谷選手が仰け反った時に出たバットに当たってのファール)
そこからインコースベルト付近のストレートでつまらせてセカンドゴロ。
長打さえ打たれなければの場面で第1打席よりも更に思い切った投球。これでもかとインコースを意識させて最後もインコースで押し切りました。
第3打席 5回2死1塁
インローストレート ボール
インコーススライダー 空振り (1-1)
・・・球を長く持ってじらし、大谷選手タイム2度
真ん中低めチェンジアップ ボール(不要でしょ
インハイストレート ボール (3-1)
真ん中ストレート 空振り (3-2)
アウトローストレート センター前ヒット
2打席目までの布石に加えて心理戦まで挑む中で、インコーススライダーとストレートで追い込んでアウトローストレートで打ち取る算段でしたが、最後やや内に入ったストレートをセンターに打ち返されました。
大谷選手も流石ですが、チェンジアップは無駄球で、あそこでインコースストレートでファールなら岸投手の勝ちだったのでは?
いやぁでも非常に面白い対決でした。
こういうワクワクする対決は久しぶりですね。
第4打席 7回 2死1、2塁
初球インコースストレートボールの後、2球目のチェンジアップはど真ん中に行きましたが、ここまで再三インコースストレートで押してきていたので、ストレートメインで待っていた大谷選手にタイミングを合わせられることがありませんでした。そして最後もストレート。
渾身のラストボールで押し込んでセンターフライ。
歩かせてお得意様・中田選手勝負もあり得た場面でもあえて真っ向勝負で打ち取って日本ハムに全く流れを渡さず!
野球楽しい!
・5回表の攻撃
先頭打者・炭谷選手が四球で出塁して1番の金子選手の場面。
リードは2点。
投げているのは野上投手ではなく、エース岸投手。
今日岸投手の調子から見ても一気に複数得点を狙わなければいけない展開ではありません。
ランナーためて長距離砲のズドンがライオンズ形ではありますが、個人的にはエースが投げる試合で1点を取りに行く、1点のリードを広げにいく形が見たかったです。
もし9回裏、増田投手の先頭打者の当たりが抜けていたら?
あそこで1点取れていたら・・・なんて展開もあり得ました。
・一振り
今のメヒア選手の状態はかなり悪い部類だと思いますが、1打席目にやられたフォークボールを狙っていたのでしょう。
ド失投をミスショットせず、結果的にメヒア選手の一振りが試合を決めました。
メヒア選手の前に金子選手と秋山選手が出塁して一発をソロにしなかったことが非常に大きかったですね。
(5回に1点取れていたら更に良かったですが)
久々のナイスゲーム!!
今日が104試合目。
今シーズンは143試合だから、残りは40試合を切って39試合。
1試合でも多く今日のような試合を見せて下さい!