ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

8/11 vs日本ハム これしかない!

西 000 020 000 2

日 000 000 000 0



「初完封!」



・多和田投手

中6日 9回 121球

3安打 1四球 8奪三振

無失点(完封)


ストレート 77球 (64%)

スライダー 28球 (23%)

フォーク 9球 (7%)

カーブ 7球 (6%)


前回登板と同様にストレート過多な配球割合でしたが、今日はストレートに威力があってシュート回転の度合いもコントロールが効く範囲内に抑えられたことで、取りたいところでストライクを、そしてファールを奪え、詰まらせて打ち取った当たりも多かったです。


ストレート空振り 前回0→今回4

ストレートファール 前回5→今回21


そしてこのストレートのお陰で変化球が活きて、スライダーのボール球を振らせて奪った三振が3つ。


前回登板では合計5球しか投げられなかったカーブとフォークを合計16球も投げられたところにも、ストレートで楽にカウントを整えられた事による余裕を感じました。


やはりピッチングの基本はストレートですね。


日本ハム打線が3連戦通じてやや淡白で、球数を投げさせて次の投手を引っ張り出すような集中力はなく、ソフトバンク戦後によく見られる燃え尽き症候群のような状態だったことも影響した部分もあるとは思いますが、見事なプロ入り初完封でした!


ナイスピッチング!



・vs大谷選手

この3連戦で徹底的にインコースを攻めたことで、合計11打数2安打、打点ゼロ。


インコースストレートをこれでもかと意識させているので、変化球が甘く入っても手が出ないシーンも多くあり、3連戦とも先発マスクを被って投手を鼓舞して攻めさせた炭谷捕手は勿論、それに応えて威力のあるストレートをキッチリインコースに投げ切った初戦の岸投手から今日の多和田投手も素晴らしかったです!


久々のカード勝ち越しを決めた要因の一つがキーマンである大谷選手を抑え、日本ハム打線を乗せなかったことにあります。



・秋山選手

5回、1死1、2塁のチャンスでタイムリー。

昨日は5打数ノーヒットで今日も1打席目、2打席目はストレートで打ち取られていた中で、初球変化球で入ってくるの読みもあったのでしょう。

真ん中に入ってきたフォークを捉えてツーベース。


結果的にこれが唯一の得点で、大きな大きな一打でした。



・森選手

振りすぎです。

追い込まれるまでは大振りでも、追い込まれたらある程度はミート重視に変えないといけませんし、それが出来ない傾向を見透かされた配球をされてしまいました。


ソフトバンク戦で3発打ってからホームラン量産をと意気込む21歳の気持ちも分からなくはないですが・・・



牧田投手、増田投手が使えない中で今日勝つとしたら先発投手の完投か打線の大量得点しかありえませんでしたが、今の打線の調子を考えるとなかなか後者は考え辛く、その中で多和田投手がやってくれました!


日本ハムのオールスターを挟んだ好調にもそろそろ翳りが見えてきて、大谷選手が投手として使えずローテーションも苦しかったことに加えて、精神集中して戦ったソフトバンク戦直後の燃え尽きた状態だったこともありましたが、ともかく久々のカード勝ち越しです。


もうちょっと打線が応えてくれたらもっと良かったですが、今日は多和田投手のナイスピッチングに尽きますね!