ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

野上投手を擁護してみる

8/14に野上投手が一軍登録抹消。


前日のリリーフ登板におけるストレートが走らず、チェンジアップが決まらずに2回3失点という内容を見れば、一旦抹消は当然かと思います。


しかし前半戦を振り返って誰がMVPかを考える時に、個人的には野上投手は候補の一人に上がります。


開幕からだだ一人前半戦を通してほぼローテーションを守り、菊池投手が逃げたソフトバンク戦に先発5〜6番手の立場なのに僅か2ヶ月の短期間に3度も先発(異常)して、うち2度は6回3失点と6回1失点、投球回数は昨日時点でもチームNo. 1の101イニングで、先発起用時のみの防御率は3.58。


今シーズンから使い始めたカットボールの効果は正直分からないですが、6月くらいまでは力のあるストレートを投げていて、岸投手と菊池投手が離脱して十亀投手が絶不調でバンヘッケン投手が使えない中で、そしてピンチの場面でベンチからの指示もロクになく、時に岡田捕手が弱腰で逃げまくる配球をする中でローテーションを支えてくれました。



7月後半からの不調は慣れないリリーフに回ったこと以上に、前半戦休みなく奮闘した疲労による部分がかなり大きいのでは?


今シーズンの残りを先発で使うのかリリーフで使うのか分かりませんし、そこでどんな成績を残すのかも分かりませんが、仮に目立った成績を残さなかった場合、彼の評価はどうなるのでしょう?



昨年の前半戦MVPは個人的には文句なしにチームに抜群の貢献をした牧田投手ですが、後半戦は疲労により成績を落として、結局球団からはダウン査定(非情)。



多分牧田投手と同じになってしまうのでしょう。


査定において、心象の上ではどうしても後半戦に活躍した選手がよく見えてしまうのは仕方ないのですが・・・



野上投手の再登録は最短でも8/24。


前半戦の頑張りを無にしない為にも、しっかり疲労を取り、もう一度ストレートを磨いて残り試合で野上投手らしさを見せて欲しいと思います。