ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

8/18 vsソフトバンク 将来の姿ここにあり

西 200 003 010 6

ソ 021 000 000 3



「ライオンズ強い(今更)」



・多和田投手

中6日 6回 104球

8安打 1四球 5三振

3失点


ストレート 62球 (60%)

スライダー 26球 (25%)

フォーク 7球 (7%)

カーブ 8球 (8%)


2回までに球数50球。


しかしこれは2回2死から最高のラストボールスライダーをボール判定された事、無駄球だったカーブを打たれた事、浅村選手の雑な守備と炭谷捕手の拙い守備に足を引っ張られた事と、少々不運な要素が重なった事が大きかったと思います。

(雑と酷いには色々と差があります)


全般的にはストレートのシュート回転度合いをある程度自らのコントロール下に置いて、それを活かしたストレートの所謂バックドアとして活用、そしてその対となるスライダーのフロントドアとしての活用でコーナーを広く使ったピッチングが印象的で、ここにフォークボールによる縦変化を絡めて多和田投手の将来の有るべき姿が見えた今日の内容でした。


こういう部分が垣間見えるのは嬉しいですね。


尚、打たれたヒット8本のうちカーブで打たれたヒットが3本。

カーブは8球投げてうち3球ヒットにされた格好です。


おそらくカーブを投げる時にフォームも腕の振りもスローになってしまうので相手バッターは投げる前から球種がわかってしまう故でしょう。


3つ目の球種としてはフォークを磨く方が良さそうですね。


やっと「形」になってきて、この先が楽しみになってきました。




・継投

多和田投手は6回終了時点で103球。

いつもの潮崎コーチなら続投させるのかな?と思ったらスパッと代えてきました。


結果論かもしれませんが、これで多和田投手は負担も少なく来週も気持ちよくマウンドに上がれるでしょう。



・武隈投手

暑くなり始めがダメなのか、開幕から投げてくればちょうどその時期に調子の底が来るのかは分かりませんが、毎年7月に成績を落とすので今シーズンの7月不調はファンとしては織り込み済み。


しかし8月は?


2014年 防御率4.50

2015年 防御率0.79


そして今シーズンの8月は今日で6試合目の登板。


防御率0.00


良い時の武隈投手です!




・浅村選手

3安打猛打賞で3割目前!


ここ最近は3割が見えてくると大振りしだして、2割8分台まで落ちてくるとまたスイングが戻るの繰り返しでしたが、今はニュートラルにバットが振れています。


昨年のシーズンオフに3割30本30盗塁なんてリップサービス(?)がありましたが、目指すべきは30本でも30盗塁でもなく、3割なのは間違いありません。


しっかり打率3割を残して、今シーズンオフに堂々と胸を張って背番号3をゲットして下さい!




・高額年俸の意味

6回1点リードされる中で1死からメヒア選手が同点弾。


もしメヒア選手が討ち取られて2死となっていたら、その後の4連打は果たして生まれたかどうか?


7回からはソフトバンクの勝ちパターン継投が予定されていた中で、東浜投手はあと1つのアウトを全力で取りに来たでしょう。


その意味では大きな大きなメヒア選手のホームランでした。


高額年俸の意味ってこういう本当に価値のある一打にこそあります!



・流れ

ソフトバンクは最近10試合を1勝9敗。


ソフトバンク1点リードの4回1死3塁で細川選手の打席でスクイズを仕掛けた場面。


多和田投手のスライダーが引っかかって球は外角のバットが到底届かないコースへ。


これは狙ったものではなく、偶発的自然現象。


おそらくバントの上手い細川選手のことですから、抜け球じゃなかったらスクイズを決められていた可能性は高いと思います。


もし決められていたら点差は2点に開いて、展開はまた違うものになっていたでしょう。


ライオンズにとってはスーパーラッキー。


今日も勝てるんじゃないかと思えた瞬間でした。


あのソフトバンクでさえ、こういう「流れ」になるんですね。




ライオンズは今更感満載ながら、5月後半〜6月半ば以来の好調期に入りました。


これからいくら勝ったところでもうBクラスは揺るぎませんが、夏休みで西武ドームに足を運ぶファンも多いでしょうから、1試合でも多くファンに勝ち試合を見せて欲しいですね。