ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

9/7 vs楽天 このポテンシャルは誰級?

西 000 620 420 14

楽 000 000 100 1



「過去のエースの顔と名前を思い浮かべて、誰に匹敵するくらいだろうかと想像してしまうほどのピッチングでした」



・多和田投手

中6日 9回完投 140球

6安打 1四球 15三振

1失点


ストレート 74球 (53%)

スライダー 45球 (32%)

カーブ 12球 (9%)

フォーク 9球 (6%)


3連勝で臨んだ前回登板は立ち上がりから疲労の色が見えたので、3回0/3を79球で早めに降板。


「無理をさせずに降ろして、しっかり1週間調整した」のがよかったのでしょう。今日は3連勝時の多和田投手でした。


初回、1死1、3塁のピンチを招いたところから4番ウィーラー選手のハーフスイングを空振り取ってくれたのはラッキー。

これでスイッチが入ったのか5番ペゲーロ選手を145キロストレートからインロースライダーで空振り三振。


3回は無死1塁から2者連続三振(盗塁ゲッツー)、

6点を先制してもらった直後の4回裏は無死1、2塁から3者連続三振。


ピンチをすべて三振で切り抜ける奪三振ショーは結局9回の3者連続三振を加えて15を数えました。


スライダーで奪った空振りが12。

うちボールゾーンの空振りが10。


余程キレがあったのでしょうし、配球割合もカーブとフォークを合わせて15%投げてなかなかの好バランス。


どんなにスライダーが素晴らしくとも「それだけ」ではプロの打者を3周りも4周りも抑えられませんが、そこにカーブ&フォークが混ざることで狙いを絞らせない効果が生まれ、実際に今日はフォークを9球投げたうち4球で空振りを奪って他の球種との相乗効果がはっきりと出ていました。


日程的に次回登板まで9日以上は開くこと、まだ6連戦の2試合目であること、リリーフ陣が酷使されて疲労気味なことなどから9回もマウンドに上がり140球まで行きましたが、最後にギアを上げて3者連続三振でのゲームセットまで実にお見事でした。


ナイスピッチング!!



・今日もベンチに髙橋光成投手

先程、多和田投手のところで、「無理をさせずに降ろして、しっかり1週間調整した」と書きましたが、こういう配慮がどうして髙橋光成投手にはないのでしょう?


多和田投手を見ていると髙橋光成投手と比べて3年分の身体の成長の差を感じますが、それとは別にやはり間に半月以上の休みがあったのも非常に大きかったです。


髙橋光成投手だって間に半月以上の休みがあって、疲労の色が濃い時には早めに降板させて次の登板に備えることが出来たら、前半戦で見せた連続完投をピークとする見せ場を後半戦でも作れていた筈なのに・・・



・打線

序盤は「これは先発投手同士の我慢比べかな」と思うほど、楽天先発の塩見投手の変化球が低めに集まっていましたが、4回に球が浮いてきたところを一気に捉えました。


浅村選手の2ラン、、、で終わらずに中村選手がソロ、、、でも終わらずにそこからヒット4本を放って一挙6得点。


そこから先は楽天スーパーセール(笑)


相手投手の能力や調子が一定のレベルを下回ればこうなります。




今日は多和田投手のピッチングに尽きますね。

今シーズンの登板はあと3回・・・はちょっと日程的に無理そうでなのであと2回かな。

来週末は再び楽天戦、そこから中6日ならソフトバンク戦です。

もしそこでまだパリーグの優勝が決まっていないと、死に物狂いのソフトバンクが今シーズンのラスト登板の相手になります。


面白そうですねえ〜


是非そうなって欲しいですし、そこで今シーズンの集大成を見せて下さい!