ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

このままクビは少々惜しい

先週、郭投手と藤原投手が抹消されて、代わりに登録されたのが昨日登板した松本投手と本田投手。


このタイミングで昇格がないとなると、外国人選手は既に大型契約が報じられたメヒア選手と短期間で結果を出したウルフ投手、あとは期待値込みで郭投手を残して残りはみんなクビでしょうか?


個人的にはポーリーノ投手は結構評価していて、もうワンチャンス与えて欲しいと思っています。


ポーリーノ投手

6/18 先発 5.0回 自責点0 援護点4点 vsヤクルト

6/28 先発 6.0回 自責点2 援護点0点 vs日本ハム

7/06 先発 6.2回 自責点3 援護点3点vsロッテ

7/12 先発 6.2回 自責点5 援護点1点 vs楽天

7/19 先発 5.1回 自責点3 援護点2点 vsロッテ

7/27 先発 6.0回 自責点3 援護点2点 vs日本ハム


この後の3登板はなかなか自分に勝ちが付かない焦りに疲労も加わって、心身ともバランスを崩してしまいましたが・・・


しかし、上記初登板からの6登板は(エラーによる失点が多かった時期なので自責点で並べましたが)そんなに悪くない、というか概ね6回を自責点3以下で乗り切ってます。


7/6のロッテ戦、7/12の楽天戦はともに既に6回でいっぱいなのに7回も続投させた故の数字であり、6回で降ろしていたら2試合とも2失点(自責点も2)。

つまり初登板からの4試合は6回(初登板のみ5回)迄すべて自責点2以下ということになります。


以下のウルフ投手と比べてどうでしょう?


ウルフ投手

8/28 6.0回 自責点2 援護点3点 vs日本ハム

9/04 5.1回 自責点1 援護点4点 vsロッテ

9/10 6.0回 自責点2 援護点5点 vsソフトバンク


ウルフ投手は6回でしっかり降ろしてもらっていて、打線の援護も厚く、3試合とも牧田投手がリリーフして(しかもうち2試合は2イニング)くれたが故に3連勝しましたが、内容はポーリーノ投手と比べて特別に図抜けた成績というわけでもありません。

(勿論与四球などの個々の値には差が出ますけど)



ポーリーノ投手は打線の援護がなく(6試合平均で援護点は2点、ウルフ投手は3試合平均で倍の4点)、エラーによる失点も多く、既に限界なのに無理に引っ張られ、勝ち投手の権利をもって降りたらリリーフ陣が打たれ、上記6登板中の殆どで牧田投手は不在・・・


振り返れば確かにポーリーノ投手が投げていた交流戦後半からオールスター前後の期間は借金を完済してさぁ、というところから一気の逆噴射で優勝どころかAクラス入りの可能性までをあっという間に失って21の借金を作った暗黒の期間。


もしポーリーノ投手とウルフ投手の投げている時期が逆だったら成績も逆だった・・・とまでは言いませんし、置かれた環境の差は一言で言ってしまえば「持ってない」で終わりかもしれませんし、過去の日本での実績断然のウルフ投手と比べたら来季への期待値も当然下がります。


でも、あの150キロのツーシームをこのまま手放してしまうのは個人的には少々勿体無い思いがしてしまいます。


先発としてせいぜい100球投手なら、今シーズンバスケス投手やCCリー投手に期待していた役割の代わりとしてならどうでしょう?


ポーリーノ投手はメジャー時代はリリーフ中心に使われていた投手(byウィキペディア・笑)。


勿論過去の誰かみたいに日本でリリーフは嫌だとか言いだせばそれまでですが、出来ればもう一度心身ともにバランスを整えて、短いイニングで強く投げる形を試して欲しいと思います。

(2軍で先発初勝利らしいですけど)


今週は平日は水曜日にしか試合がありませんが、週末からは9連戦を含んで12日間で11試合を消化して今シーズン終了の日程となります。


この最後の12日間はなかなか厳しく、ここで最後のチャンスを与えて欲しいところですが・・・