ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

9/14 vsロッテ 背番号3確定?

西 000 010 000 01 2

ロ 000 000 001 00 1



「浅村選手の攻守に渡る大活躍!そしてエースの粘投!・・・でも俯瞰するとスタメンに2軍選手だらけのロッテにほぼフルメンバーでエースを立ててやっとこさの勝利でもあったりします」



・岸投手

中14日 10回 135球

8安打 1四球 7三振

1失点


ストレート 66球 (49%)

カーブ 25球 (18%)

チェンジアップ 24球 (18%)

スライダー 20球 (15%)


実にバランスの良い配球割合。

5回まで57球、6回でもまだ僅か68球の悠々完封ペース。

7回2死2塁から福浦選手に打たれたヒット性の当たりは浅村選手のファインプレーに救われ、もう今日は1対0で勝たなきゃいけない試合・・・


も、あとアウト3つの最終回先頭打者の角中選手に被弾。


完全な失投でこの辺りに岸投手の物足りなさを感じなくもないですが、それでも最後の10回は意地の志願登板で、2死1、2塁のピンチでは今日最速の148キロを連発。

最後はそのストレートで押して押して凌ぎきりました。


10回1失点。

勿論ナイスピッチングです。


ただ、ロッテ打線があまりにも貧弱すぎたのも事実です。


ロッテ打線のスタメンを見渡せばうち半分は実質2軍の選手で、気をつけるべき相手も角中選手と鈴木大地選手くらい。

しかもその2人の打順が離れているわけですからまったく怖さは感じません。


スコアリングポジションにランナーを背負ったのは4回、5回、7回、10回の4度。

このうち7回のピンチは浅村選手に救われ、あとの3度はピンチで打席に迎えた打者が打率2割2分とか1割5分とか0割とか・・・


失礼ながら、言ってしまえば炭谷選手や永江選手と同等かそれ以下の打力しかない選手がピンチで続々と打席に入ってくれるのですから、こんな楽な話はありません。


今日はカーブは岸投手をよく支えてくれたもののスライダーで偶に、そしてチェンジアップはかなり頻繁に甘く入っていました。

それでもソロホームランによる1点で済んだのは(勿論炭谷選手の巧みなリードもありましたが)ロッテ打線の貧弱さ故の部分が大きかったかと思います。



・9回裏vs角中選手

仮にヒットで出塁しても後ろが井口選手と根元選手ではホームまで帰って来る確率は低い、ならば狙うは一発・・・だったはず。


個人的には狙いはストレートで、年にホームランを20本も30本も打つ打者ではない角中選手がここぞで狙ってホームランを打つには、釣り気味に来る高めストレートを上から被せ、ストレートの威力を利用してスタンドまで持っていく考えではないかと思っていました。


初球チェンジアップど真ん中見逃し

・・・これを振らないなら、やはり狙いはストレート。


2球目インローカーブはボール

・・・変化球を意識させてのストレートは王道の配球。次のストレートは完全に狙ってくるから危険。出来ればカーブ連投かスライダーでファールを取りたい。


3球目スライダーど真ん中被弾

・・・参りました。


タイミングバッチリ。

まさに待ち構えていてのスイング。


面白い読み合いでしたが、僕も完全に敗北です。


もう○○捕手の配球はどうしようもないな、なんて言わないようにしようと思いました(大滝汗



・浅村選手

7回はファインプレーで岸投手を救い(相変わらずライト方向の打球は強い!)、ここで点を取らないと岸投手に勝ちがつかない11回に試合を決めるホームラン。


攻守に渡って大活躍です!


しかもその11回のホームランは、アウトコースよりの低めストレートをコンパクトに振り抜いてライトスタンドへもっていったもの。


そんなにブンブン振り回さなくてもこれでホームランになるんですよ!素晴らしい!

こういうホームランでもう振り回さなくてもいいやの境地に至ってくれたら、来シーズンは満塁弾の後でも安心していられますし、打率1割台に低迷とかもないでしょう。


今日終了時点で打率.308


とりあえず今シーズンはこのまま3割をキープして背番号3をもらって下さい!



・打線

1、2番が僅か1出塁。

2人で10打席立って金子選手の相手エラーのような内野安打1つだけ。


スタンリッジ投手は甘い球も多く、決して調子よくはなかったですが、ここを止められてしまうとやはりなかなか得点は伸びていきません。


しかしその代わりに下位打線は頑張りました。


先制点を奪った5回は2死1塁から、山川選手が150キロのインハイストレートから外角カーブと、インも緩急も使われながら粘って四球を選び、呉選手は第1打席でゲッツーに打ち取られたストレートを今度は弾きかえしてのタイムリー。

そしてランナーがホームで刺されはしましたが、炭谷選手も続きました。


ロッテの9番打者が今日4回打席に立って合計8球で4つのアウトをくれたのと比べるとなんと逞しいことでしょう。


今日のライオンズは何となく打順上位の打者より下位の打者の方により集中力があったように感じたのは、消化試合でも試合に出場できる喜びがある選手がいるからでしょうかね。




これでロッテとは今シーズンの対戦終了です。

11勝13敗1分

借金2つ


今日のスターティングメンバーを見ても、この選手層の違いがあって何で負け越すんだろう思うところですが、ロッテに2年連続の負け越したのにはキチンと意味があるのですから、来シーズンのライオンズ首脳陣は同じ失敗を3度は繰り返さないで頂きたいです。