ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

9/28 vs 日本ハム 相応しいフィナーレ

日 000 100 000 1

西 000 000 000 0


「目の前で何度胴上げを見ても変わらない、変わっていない、変えられない」



・菊池投手

中4日 6回 110球

5安打 4四球 4三振

1失点


ストレート 64球 (58.1%)

スライダー 28球 (25.5%)

カーブ 17球 (15.5%)

チェンジアップ 1球 (0.9%)


前回、中5日で143球を投げてからの中4日。

流石に細かい内容を云々出来ませんが、今日はかなりコントロールに苦しみました。


6イニング中5イニングで先頭打者を出し、4イニングで四球を与え、毎回ピンチの連続。


それでも前回登板の反省を生かして初回からカーブを混ぜ、全体のうちカーブを15.5%投げたことが非常に大きかったです。


これによりストレート+スライダーが全体に占める割合が83.7%まで下がり、日本ハム打線にストレートorスライダーの2択にはさせなかったことで6回を1失点。

(前回はソフトバンク打線に打ち込まれるまで93.3%がストレート&スライダー)


首脳陣の自己都合より無理矢理投げさせられた今日に関しては、これでもう十分じゃないでしょうか。



チェンジアップはたった1球投げただけでしたが、来シーズンは普段の試合からカーブとチェンジアップをバランスよく投げ、ここぞの試合でもストレート、スライダー、カーブ、チェンジアップの4つの球種を自在に操る菊池投手を見せて下さい。


そうなればソフトバンクにだって勝てると思います。




・岡本篤投手

個人的には2010年、2011年の活躍が印象的で、特に2011年のクライマックスシリーズ進出への貢献度は非常に高かったと思います。

お疲れ様でした。




〜打線〜

日本ハム・大谷投手に1安打完封負け。

完全な引き立て役に終わってしいました。


凄い投手を相手にした時の対処法は、その凄い投手は打てなくても次の投手を引っ張り出してそこから点を取ること。


これ以外にありません。


その為には打てなくてもボール球に手を出さず、なるべくファールで粘って球数を投げさせることに尽きます。


これは日本ハムがよくやる作戦で、ライオンズも何とかして大谷投手に球数を投げさせて組織的に・・・



・・・なんて考えているのはこちら(ファン)だけでしたね(汗


目の前の胴上げがかかっている試合とは言え、ライオンズ打線は大半の選手が「大谷投手を打ってやる!」なバッティングに終始。


何人かは粘って球数を、いう選手もいましたが、これはチーム全体でやらないとあまり意味がありません。


これは今のライオンズの消化試合に求める方がおかしいのかな・・・






尚、今シーズンの日本ハムとの対戦成績は

11勝14敗 借金3


昨シーズンは借金9でしたので、ライオンズが健闘した・・・部分もなくはないのでしょうが、でも一番の要因は昨シーズンとは日本ハムの戦略が違ったことにあると思います。


昨シーズン、日本ハムは冷静にソフトバンクとの戦力差を認識していたのでしょう。


おそらくは無理にソフトバンクを叩きに行くと、2位、或いはAクラスさえ危うくなる為、先ずは3位以下を叩いて2位を確保することを目的としてリソース(要は主力投手)をライオンズにこれでもかとぶつけてきました。


しかし今年は6月の下旬にライオンズを蹴落とすと、そこから先は日本ハムにとってライオンズは眼中になく、ソフトバンクを倒すための戦いとなっていきました。


つまりライオンズは相手にすらしてもらえなかった、故に借金が3まで減った・・・


なんとも寂しい理由です。




日本ハムのことをもう少し書くと、ダルビッシュ投手がいた時にはダルビッシュ投手のおかげで優勝したなんて言われましたが、実際にはダルビッシュ投手が流出した翌年に優勝しました。


今回の優勝も大谷投手のおかげなのは勿論ですが、日本ハムのフロント・現場ともそれだけに頼るのではなく、次のエース、4番をはじめとするキーマンになる選手を準備していっています。


なので単年の優勝は単なる通過点で、毎年は無理でも狙った年には確実に優勝すべく、5年10年先を見据えたチーム運営をしているので今後誰がチームから抜けようが、長期的にはなんら問題ないのでしょう。


ソフトバンクの今シーズンオフの大補強は間違いのないところでしょうし、もしかしたら向こう数年を見た時にはイデホ選手の後任を準備しなかった今年が打倒ソフトバンクの最大のチャンスだった・・・ってことになるかもしれません。


そこを狙ってモノにする日本ハムはもう流石としか言いようがありませんね。


脱帽です。


ライオンズにもこういうチームに、球団に、なっていってほしいのですが・・・






ということで、今日でライオンズの今シーズン全日程が終了。


64勝76敗3分 借金12


1安打完封負けで目の前で胴上げを見てからシーズン終了のセレモニーという、3年連続Bクラスに相応しいフィナーレ。


ライオンズファンの皆様、お疲れさまでした。