ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

ライオンズの7月問題

まぁ3年連続Bクラスのチームなんて問題だらけです(汗


2015年シーズン

4月13勝11敗 +2

5月14勝12敗 +2

6月12勝8敗 +4

7月 5勝15敗 −10

8月13勝13敗 ±0

9月12勝10敗 +2


今シーズン

4月 12勝14敗 −2

5月 10勝13敗 −3

6月 10勝13敗 −3

7月 7勝16敗 −9

8月 14勝10敗 +4

9月 11勝10敗 +1


2年連続で7月の成績だけが突出して悪い・・・


これは偶然でしょうか?


2015年7月は13連敗を喫し、今年の7月は記録的連敗こそなかったものの、2015年7月に単月で作り出した借金にあと1と迫る程の負け越しで一気にAクラス入りの可能性までを手放しました。


借金を9も10も作る月の打率や防御率が良いワケないんですが一応念のため・・・


2015年シーズン 月別打率及び防御率

( 月 打率 防御率 )

4月 打率.246 防御率2.76

5月 打率.273 防御率4.41

6月 打率.290 防御率3.36

7月 打率.231 防御率4.72

8月 打率.265 防御率3.35

9月 打率.273 防御率3.55


今シーズン 月別打率及び防御率

4月 打率.266 防御率3.85

5月 打率.270 防御率3.90

6月 打率.267 防御率3.46

7月 打率.249 防御率3.88

8月 打率.277 防御率4.13

9月 打率.251 防御率3.84


2015年は7月の打率、防御率ともに他の月と比較して極端に悪く、今シーズンは防御率は他の月との比較では概ね平均値ですが、打率はやはり今シーズン最低。


しつこくもう一つ


2015年シーズン 月別得点及び失点

4月 3.56得点 3.16失点

5月 4.56得点 4.89失点

6月 4.91得点 3.32失点

7月 3.33得点 4.95失点

8月 5.00得点 3.88失点

9月 5.05得点 3.82失点


今シーズン 月別1試合平均得点及び失点

4月 4.57得点 4.57失点

5月 4.13得点 4.22失点

6月 4.22得点 4.43失点

7月 3.08得点 4.17失点

8月 5.42得点 4.42失点

9月 4.45得点 4.05失点


2015年シーズンは4月と7月のみ1試合平均3得点台も4月は驚異的な投手陣の頑張りで乗り切りましたが、7月には投手もへばってしまいました。


今シーズン7月は他の月と比較して1試合平均1点以上も得点が少ない・・・


なぜこんなことになってしまったのか?



2015年シーズンの浅村選手 月別OPS

4月 .843

5月 .929

6月 .792

7月 .519


2015年シーズンのメヒア選手 月別OPS

4月 .594

5月 .784

6月 1.024

7月 .372


2015年シーズンの森選手 月別OPS

4月 .824

5月 .842

6月 .963

7月 .650



今シーズンの栗山選手 月別OPS

4月 .799

5月 .962

6月 .760

7月 .598


今シーズンの中村選手 月別OPS

4月 .852

5月 .927

6月 .606

7月 .525


今シーズンのメヒア選手 月別OPS

4月 1.014

5月 .882

6月 .768

7月 .719


打線の主力とされる選手のこれだけ多くが、7月に調子の底を迎え、にも関わらず皆20試合前後に出場して不調のまま使い続けられている・・・


たくさん借金こさえますわそりゃ


「主力の使い続け」は田辺監督の真骨頂ですが、なぜ調子の底が7月に集中するのかと言うと・・・これは証明の手段がないので想像の世界ですが・・・やはり西武屋根付き球場で開幕から出場し続ければ疲労がたまり、そこに本格的に暑くなり始める気候が重なることが大きな理由の一つだと考えます。


5月くらいに一度調子の底が来ていたりするとまた違うのかもしれませんが、そもそもみんな開幕をピークに持っていくように調整するわけで、そうなるとちゃんと調整して開幕に照準を合わせてきた多くの選手が試合に出続ければ、時期的に3ヶ月が経過して暑くなってくる7月に揃って調子の底が来るのも不思議ではありません。


不調の選手を不調のまま使い続けないことは辻監督に代わって改善されることを期待するしかありませんが、主力選手の調子の底を分散する方法は?


あるとしたら、好調なうちから定期的かつ計画的に休ませて極力疲労をためないこと、これしかないでしょう。


辻監督がこのライオンズの弱点を理解しているのが理想ですが、現役引退後はずっとセリーグに属していた事を鑑みるとその可能性は薄く、主力選手を好調なうちから休ませる発想はなかなか持つことが出来ないだろうと思います。


となると、この決断を辻監督にさせられる人物は誰か?


このライオンズの弱点を理解している誰かと言うと、今シーズンに引き続いて来シーズンもコーチの誰か・・・或いはフロント・・・



うーん・・・