ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

どうしてファーストミットなの?

残念なことに早出特守のネットニュースをいくら検索しても、ファーストミットを持っている山川選手の画像しか出てきません。


その賛否はともかく、メヒア選手と3年18億とも言われる大型契約を結んだ以上、当然向こう3年間はメヒア選手を軸に打線を組むことになるわけです。


今シーズンたったの157打席で、せっかくのその打撃力を生かしきれなかった山川選手のポジションを、今後もあえてメヒア選手と被らせておく意図は何処にあるんでしょう?



今シーズンの先発DHは


55試合 中村選手

41試合 メヒア選手

22試合 森選手

10試合 栗山

6試合 その他



来シーズンもメヒア選手はその疲労も考慮して今シーズン同様ファースト95試合、DH40試合くらいの割合で起用されると想定すると・・・


山川選手が先発出場できるのはメヒア選手がDH起用時の40試合程度をファーストで、あとは中村選手や森選手にもっと守備についてもらった上でのDH起用しかありません。


当然、僕の個人的な期待に反して中村選手はサード起用が基本になります。


それでも中村選手も疲労を考慮してメヒア選手同様に40試合程度はDH起用して、他の選手休養枠にも10試合くらい用意したら、それだけでDH枠はトータル90試合は埋まってしまうわけで、山川選手のDH出場余地は40試合程度。


ファーストと合わせても40+40=80試合


勿論、山川選手が打ちまくることで、

「DHを他の選手の休養枠に使うくらいなら山川選手を起用して他の選手は完全休養させよう」

という方向になるかもしれません。


しかし、それは休養枠活用時に余程山川選手が好調でないといけませんし、ましてやこれだけ中村選手の意向を汲むライオンズ首脳陣が中村選手を差し置いて山川選手を起用するかどうかはかなり疑わしい・・・


それに仮に山川選手を起用しても、疲労を考慮して守備にはつかせたくないけれど、DHでその打撃力を生かしたい別の選手を休ませる=打撃力を活用しないことになるわけで、リソースのフル活用にはなりません。


打撃力のある選手をどうやって状態を保ちつつ500打席以上たたせるか、といった発想は首脳陣にはないようです。


既に書いてきているように、攻撃面におけるライオンズのウィークポイントはサードとライトなので、補強なしにその一つを埋める策として山川選手の起用→当然今の時期から特訓は不可欠でしたが、今この時期にファーストミットを持っていたのではその考えは首脳陣にはないということで間違いないでしょう。


先発80試合で1試合4打席立ったとして320打席。

これに代打などの途中出場試合が加わってもトータルでせいぜい400打席くらいでしょうか?


500打席には100打席も届かない・・・



打ち勝たなきゃいけないライオンズは、来シーズンも山川選手の打力を含めたリソースのフル活用は出来ずに終わる可能性が高そうです(泡吹