ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

5/12 vs楽天 カーブが冴える新生菊池投手が好投するも打線が沈黙で借金7

西 000 000 000 0

楽 000 000 04× 0


今日の感想


「3つ目の球種」


こんな菊池投手をずっと待っていました。


ストレートの他に2つ、自在に操れる変化球があるとピッチングは大幅に変わります。


菊池投手にとってはストレートとスライダー、そして3つ目はカーブでした。


勿論菊池投手にはチェンジアップもあるのですのがこれはほぼ右打者専用球。


ランナーなしでもピンチでも、初球でもフルカウントでも、右打者でも左打者でも自信を持って投げられて捕手も自信を持って要求できる、そんな球になって初めて自在に操れる球です。


前回登板時はカーブを20球(123球中)、今日は19球(118球中)。

ともにその半分以上がストライクで、ピンチでも左打者でも使えていました。


これにより打者はストレートかスライダーの二者択一で狙い球を絞ることは出来ず、結果としてストレートもスライダーも(右打者にはチェンジアップも)活かす形になって以前とは比較にならない安定感が出ました。


7回1/3 打者30人 118球 4安打6四球3失点


数字上では四球が少し多く感じますが、戦略的四球もあった上でのものなのでこんなものでしょう。


今日は打線の援護なく最後は力尽きて敗れましたが、ナイスピッチング!


・・・という月並みな言葉ではなく、こんなピッチングをシーズン通して出来たら本当に15勝できる投手になれます!という賛辞を前回の登板と合わせて今日の登板には送りたいです。




・借金7

日曜日のブログにも書きましたが、この借金7はAクラス入りが非常に厳しくなる水準だと思います。


5割でAクラスに入れるくらいにまで水準が落ちてくればまだ1割くらいは可能性ありますかね・・・



・打線

何を意図して打線を組んでいるのかが伝わってきません。


昨日も書きましたが、今ライオンズで最も高い打率と出塁率を誇るのが栗山選手です。


そして同時にライオンズで最も楽天先発の則本投手と相性が良い(過去2年 28打数10安打 .357)のも栗山選手です。


栗山選手の出塁率に期待して主軸の前に置くとか、もしくは同じく出塁率の高い秋山選手をホームに返す役目を栗山選手に負わせるとか、少なくともキーマンの栗山選手を活かす何らかの形が見たかったのですが、想像通り昨日と同じ6番打者。


現ライオンズ先発陣の中では好むと好まざるとに関わらず軸になる(投げる試合は負けてはいけない)のは菊池投手であり、その菊池投手が投げる今日は借金の水準も含めて考えると絶対に負けてはいけない試合でした。


それだけに「今日は絶対に勝つんだ」という作戦が・・・見られないのは想像通りなんですけどね。



・6回の表

1死から中村選手のラッキーなポテンヒット(ここの走塁には触れないけどさ)でランナー1塁。


バッターボックスは浅村選手。

カウントはスリーボール。

菊池投手好投で両軍無得点の6回。

次の打者は好調栗山選手。


スリーボールからの4球目は甘いストレートで打ちに行くこと自体に何ら問題はないけれど、バットが下から出た典型的なアッパースイングの引っ張り姿勢。


ここで繋ぎの意識なんか欠片もない一発打ってやろうのスイングで結果打ち損じてサードフライ。


少し前まで打率1割台だったのは何故なのか?

この状況下ですべき事は本当に一発狙いなのか?



・牧田投手

菊池投手の残した8回の裏1死満塁の状況で2番手として登板。

しかし松井稼選手に外を狙ったシュートが内に入ってタイムリー。


そして次の銀次選手には高めのストレートを走者一掃のタイムリー三塁打を打たれてしました。


今日は菊池投手も則本投手もストレートが150キロ超を多数記録。

スピードガンは相当気前良かったと思われますが、牧田投手が銀次選手に打たれたストレートは120キロに満たないものでした。


単純に指にかからなかった失投なのか?状態そのものが落ちた故なのか?


その後のストレートにも球速とは別に今ひとつ力感を感じませんでしたが・・・



・久しぶり

・・・あ、今日は失策がないww