西 000 110 310 6

日 101 000 001 3

今日の感想

「フォークボールありがとうございます！」

中村選手のスリーラン

昨日のホームランも甘いフォークでしたし、今の中村選手の状態から鑑みると多分これしか打てない球でした。

逃さず捉えた中村選手は勿論お見事！

と同時に読み違えが目立った日本ハムの大野捕手対比で岡田捕手の配球の冴えが印象的でした。

・野上投手

中6日 5回89球 6安打2四球2失点

序盤はランナー背負ってやや失投多し

・インコースを狙ったチェンジアップが真ん中に

・インハイを狙ったストレートがシュート回転して真ん中高めに

と、失投のうちインコースの狙った球の割合が多かったです。(こうして岡田捕手が真の性格を掴んでいくのでしょうか？)

それでも3回裏、2点目を失った後の2死満塁

ここで打たれると試合が終わる場面で西川選手に対してアウトローストレート2球で追い込んだ後、アウトコーススライダーで三球三振と、

第1打席で重点的に攻められたインコースのチェンジアップに比重を置いて待っていた西川選手の裏を突いた配球に見事に応え、3球とも寸分の狂いなく投げきったり、

1点差に追い上げてもらった4回の裏はきっちり三者凡退だったり、

同点に追いついた5回の裏も2死からヒットは許すも無失点で切り抜けたり、

流れを簡単には渡さない先発としての仕事が出来ました。

ストレートが145〜6キロを何度も記録するなど初回から飛ばして行ってましたが、おそらく今日は試合前から5回までを全力で行って6回から牧田投手と決めていた上での作戦でしょう。

ナイスピッチングでした！

・岡田捕手

野上投手はストレートに威力があったけどそれに頼りすぎることなく割合は45%に留め、チェンジアップとスライダー・カットボールを多めにする中でカーブとフォークをそれぞれ5%ほど混ぜて今日も狙いを絞らせず。

野上投手のコントロールが全般的に良いので全ての球種を意識させられるし、その特徴を活かし切ってのナイスコンビですね。

そして打っては先週に引き続いて大谷投手からタイムリーと大活躍！

毎週日曜の週一回先発出場に備えて集中力を高め、相手打者の研究も入念にしている跡が伺えます。

今日なんかは途中で代打(炭谷捕手)出さなくても良いんじゃないかと思ってしまいますけどね。

・牧田投手

6回、7回、8回の3イニングを無失点

6回の立ち上がりはイマイチエンジンかからずでピンチを招きましたが、5人目の打者からストレートは130キロを超えてエンジン全開。

その後は左右高低緩急を全て使った素晴らしいピッチングでした。

・・・ですが、この使い方に頼っている以上は先発には戻せませんし、今のライオンズは実質的に先発を2人使わないと勝てない、ということでしょう。

・増田投手

4点リードの9回の裏、3連打で満塁のピンチを招き中田選手の場面。

紙一重で犠牲フライで済みましたが、これだけコントロールが悪いと僅差の場面では不安で、球種も少ないので一つ一つの球の精度が下がると誤魔化せる要素がないので苦しくなります。

とは言え他に替えもおらず、牧田投手の続投くらいしか選択肢のない苦しさ・・・

・やっと栗山選手を2番起用

好調かつ大谷投手と好相性の栗山選手が全打席出塁で、メヒア選手に全打席ランナーを置いて回すという最高の形を作りました。

そして最後は栗山選手とメヒア選手を置いて中村選手の一発。

これで暫くはこの形で攻撃できそうで良かったです。

・作戦

6回表、金子選手の内野安打で無死一塁。

欲が出て次の岡田選手にバスターさせて失敗するや送りバントに切り替えてスリーバント失敗。

次の永江選手には打たせたりバントさせたり打たせたりで結局三振。

結局ランナーをまったく先に進められずに秋山選手内野ゴロでチェンジ。

160キロの大谷投手相手にそんなにコロコロ指示変えて・・・こういう作戦を無能と言わずして何と言うのか、僕は知りません。

・今日は無失策

おかげで締まった試合になりました！

逆に日本ハムは強い当りとは言え正面の打球をショート中島選手がエラーしてくれて、直後に中村選手のスリーラン。

あれがゲッツーなら試合の行方は全然わかりませんでした。

先発が試合を作り、無駄なエラーをなくし、ランナーをためてメヒア選手に回す。

こんな試合を来週も多く見たいです！