ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

5/17 vsロッテ 石川投手に7連敗、進歩のない想定通りの敗戦

西 000 100 010 2

ロ 000 041 00× 5



今日の感想

「ひとつのバントの差が得点の差、勝敗の差、実力の差」




ライオンズは5回の表、先頭打者がヒットで出塁するも送りバントを失敗するなどしてランナーをひとつも先の塁へ進められずに攻撃終了。


結局ヒット9本放つも得点はソロホームラン2本による2点だけ。


ロッテは5回の裏、無死一二塁からしっかり送りバントを決め、ヒット6本のうち4本をこの回に集中させて一気に4得点。


この前のロッテ対戦時と殆ど同じこと書いてるな〜


と思って4/26のブログを見返したら、5-2のスコアも、石川投手の7回1失点も、1イニングに4安打を集中されて4失点も、みんな一緒でした。


何も進歩してないってことですね!



昨日書いた通り今日の負けは想定内ですのでショックはないですが、こうして今日も野球の質の差を見せつけられるとやはり辛いです。




・佐藤勇投手

4回2/3 78球 4安打 2三振 2四球 4失点


4回終了時点では1安打1四球無失点。

しかし1点リードの勝ち投手の権利がかかる5回、「1点を守りに行くな」と言う方が無理でしょう。


5回先頭打者ツーベースヒットの後の四球が痛恨。


これがなければ5回は2失点くらいで収まったかもしれません。


今日は前回登板時に2球しか投げなかった(サインが出なかった)フォークを多く要求してもらい、スライダーとカーブだけに頼らない投球が出来ましたし、そのスライダーとカーブも前回よりある程度精度が高かったです。


前回組んだ炭谷捕手があまりイメージ出来てなかっただけで、今日の姿が本来の佐藤勇投手の姿でしょう。




・岡田捕手

配球ミス、投手とともに1点を守りに行ってしまった5回の裏、体で止めずミットで取りに行ってしまったワイルドピッチなど、捕手として勉強すべき要素が沢山出た試合になりました。


気になった配球は2つ。


一つは5回裏の先頭打者ナバーロ選手。

フォーク、フォークで追い込んだ後、ストレート2球はタイミングの合ったファール。

最後は素直にフォークで良かったと思いますが、ストレートを要求してツーベースヒット。

裏の裏は表。



二つ目はその後2死満塁となって迎えた細谷選手の第3打席。


初回の第1打席は細谷選手がストレートに重きを置いて待っていたところへスローカーブで入り、次にカーブとの急速差から一見ストレートに見えるフォークを要求してタイミングをずらしてサードゴロ。


第2打席はストレートをアウトコースとインハイに見せて意識させた後に、真ん中のストライクゾーンからボールゾーンへ落ちるフォークを引っ掛けさせてサードゴロ。


1、2打席ともストレートを意識して(させて)いる中で変化球で仕留めた形で、細谷選手がもう同じやられ方は絶対にしないと第3打席に臨んでいる意識はあったかどうか?


その第3打席、初球に要求したのはカーブで、コースも高さもほぼ初回の第1打席で要求したのと同じカーブで、それは細谷選手が待っていたカーブ。


ナバーロ選手への裏が表だったので、ここでは表を選んだ?


・・・なんて単純な話ではないでしょうけど。



こうして出場する試合が増えるほど、マスクを被るイニングが増える程、相手チームに選手にデータが蓄積されて狙い撃たれます。


ライオンズが炭谷捕手の成長のために捨てた2〜3シーズンは伊達ではありませんね。




・6回裏のロッテ

無死一塁からヒットは出なくとも2死3塁をちゃんと作ります。


これがAクラスの野球。


そしてバスケス投手のワイルドピッチで追加点。


無死1塁から2死を献上しても尚ランナーが1塁ベースにいるライオンズ野球はやはりBクラス野球です。



・ということで

佐藤勇投手に1-0で勝てと言うのも、今のライオンズに石川投手から5点取れと言うのも無理があります。


やはり想定内の敗戦として片付けるのが健全なようです。


でも、明日は違います。

明日は絶対に勝たなくてはいけない試合です。