昨日11カード振りの勝ち越しを決めたライオンズと12カード振りの負け越しとなったソフトバンク。

・・・だからと言ってライオンズの方が登り調子とは言いませんけど(笑)

明日の先発が発表されているライオンズ多和田投手は中6日。

前回登板は1回0/3降板ですから疲労は考慮しなくても良いでしょうが、課題はランナーを背負った場面でのコントロールとはっきりしています。

同じセットポジションでもランナーなしだとゆったりとしたフォームで軸足にしっかり乗ってバランス良く腕を振れますが、ランナーを背負ってクイックになると、軸足に体重が乗り切らないうちに上体が前に突っ込んでしまい、利き腕が上体と連動せずに遅れて出て来るのでストレートがみんなシュート回転して上ずってしまうのだろうと思います。

2軍で登板した4試合でもこの傾向が出ていて、解消しないまま見切り発車の前回登板でしたので、てっきり一旦時間を取って課題に取り組むものと思っていました。

しかし抹消せずに明日も先発させる意味は、投手コーチは6日間の間の調整で対応可能と考えた、という理解で良いでしょう。

明日のソフトバンク先発は千賀投手で、おそらく明後日先発するであろう武田投手対比で考えると、勝てる(打てる)可能性の高いのは明日。

となると多和田投手の出来が明日の試合のみならず、2連戦そのものの行方も左右しますので、6日間で何処まで修正できたのか、その対応力と投手コーチの指導力には大きな期待がかかります。

明後日、日曜日のライオンズ先発は野上投手でしょう。

前回登板、前々回登板とも5回2失点で纏めて好投。

明日の試合次第ですが、ライオンズとしては再び野上投手に最初から飛ばして5回まで投げてもらい、6回から牧田投手というW先発作戦を取りたいところでしょう。

野上投手と組むのは前回前々回とコンビで結果を出した岡田捕手になる可能性が高いと思います、

ゴールデンウイークの頭にあったソフトバンク3連戦のうち、岡田捕手が先発出場した2試合はインコースをぐいぐい攻めて1勝1分。

これまで打たれまくってきた松田選手を封じた配球には感激しましたが、今回はソフトバンクが岡田対策を練ってくるかどうか？その場合に岡田捕手がどんな対応をするか？その辺りの駆け引きが非常に楽しみです。

一方の打線ですが、千賀投手とは今シーズン3度対戦して3敗。

苦手投手には徹底的に負け続けるのがライオンズの特徴ですが、日曜日先発見込で過去0勝9敗の武田投手よりはこちらの方がまだ可能性あるでしょう。

前回対戦時は立ち上がりの球が浮く場面でソロホームランを2発を浴びせたものの、中盤からは手も足も出なくなって球数も投げさせられず。

やはりリズムに乗る前の失投を捉えて複数得点が欲しいですし、ノックアウトまであと一歩のことろまで行った3/30対戦時のように何とか球数を投げさせて球数が100球を超えて球威が落ちてくるところを捉えたいところです。

そして武田投手は・・・過去の成績から打ち崩す場面をなかなかイメージできません(冷汗)

どうやって攻略したらいいんですかねえ日本ハムさん！(日本ハムは今シーズン2度の対戦で武田投手からそれぞれ4点、5点を奪っています)

とりあえずは武田投手を打っている中村選手(過去2年17打数6安打)の前にランナーを出すことと、そして浅村選手が振り回さずに鬼崎選手(7-3)と岡田捕手(6-2)の前に出ることでしょうか。

先発投手と第二先発が頑張って中村選手の一振りで勝つ、そんな昨日の試合のような勝ち方が出来たら最高・・・

なんて妄想しつつも、結局多和田投手がどう転ぶかで大きく戦い方が変わる2連戦ですので、初戦を勝って2戦目を・・・とか云々することが難しいのですが、何とか1つ勝って今週の勝ち越しを決めましょう！