ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

レゾンデートル・・・菊池投手覚醒の裏を勝手に想像

全投球数のうち6割がストレート。


これが当たり前だった菊池投手。


しかし5月4日のオリックス戦、従来よりカーブの割合を大幅に増やして、ストレートは約5割にまで低下。


ピッチングにおいて、この1割の変動は革命的です。


その前の試合でロッテ打線にストレートを狙い打たれた菊池投手は、炭谷捕手の助言を聞き入れてピッチングスタイルを変えた・・・


・・・という話も嘘ではないんでしょうけど、本当にそれだけ?と思ってしまいます。



6球団が競合したドラフトを経て、大きな期待とともにライオンズに入団して今年が7年目。


大器大器と言われながらも未だ二桁勝利は無し。


過去6年間にそんな助言やアドバイスが無かった筈は無く、と言うよりもむしろ沢山あったはずだし、ストレートを狙い打たれた試合なんてそれこそ数知れず。



ただ、それを聞き入れて実践したタイミングが7年目の5月4日だった、ということ。



これまででも様々なインタビューの中で色んな覚悟を口にしてきたけれど実際には何も変わらずにいた中で、何故7年目に、それも開幕投手となったその開幕戦でもなく、何故5月4日だったのでしょうか?



それは一人の投手の出現だったのかもしれません。



菊池投手の師匠・石井一久氏が太鼓判を押す才能を持った自分より若いサウスポー。



菊池投手はこれまでずっと一番年下で、若いから、年下だから、唯一の先発左腕だから、という環境の中で勝つこと以上にスピードガン表示や、ストレートの球威で抑えるような形に拘りを持ってきたと思います。


昨年ようやく年下の高橋光成投手が出てきたけれど1軍にいた期間は短かったし、それにそもそも右腕。


まだまだ唯一の先発左腕としての立場は安泰。


そんな中で今年の4月23日、年下のサウスポー佐藤勇投手が一軍登録。


昨年まで2軍で防御率6点台だったのが、今シーズンは1点台と変身して昇格。


その時点で菊池投手は2勝。


そして4月27日、ロッテ打線にストレートを狙い打たれて、相変わらずの自分。


このままでは、もしかしたらあっという間に追いつかれるのでは?


尻に火がつくとはまさにこのことで、勝つ為のピッチングに変わらざるを得なかった・・・自分の存在価値を守る為に。



・・・というのはあくまで僕の勝手な想像です(笑)



ただ、若手が出てくることによって、俺も負けられないと先輩が奮起する、若手も掴んだチャンスで結果を出そうと必死になる。


それでこそ切磋琢磨。


4/30にブログに書いた雰囲気が少しは醸成しつつあるのかもしれません。





さて、十亀投手。



ドラフト1位の年下右腕が増えてきましたよ。



え?



俺は今でもライオンズ唯一の先発サイドスロー右腕?


ゾーン狭っw