ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

6/8 vs読売 擁護と期待の狭間で

読 050 000 110 7

西 020 000 210 5



「ミスがすべてです。でも将来のエースにはそれを言い訳にして欲しくはありません。でも・・・」



・高橋光成投手

7回102球 10安打7三振1四球6失点(自責点3)



前回登板で2試合連続完投を達成。


100球でほぼ握力がなくなってスタミナが底をつく現状で、2試合とも120球前後投げたのですから消耗は激しかったことでしょう。


その上で中5日。


コンディションは厳しかったと思います。


問題の2回表は森選手、鬼崎選手、炭谷選手の連鎖ミスがなければせいぜい1〜2失点で終わっていたかもしれません。


仕方ないよ、こういう日もあるよ。


そう片付けてもいいのかもしれません。



でも彼が将来、ライオンズのエースになる投手であるならば、エラー連発の中でも2回の5失点を4失点に、3失点に、出来ていたのでは?という見方をしたいです。



痛恨だったのは四球でした。


2回表、2点取られて尚無死満塁で、読売打線の一番弱いところに回った場面。


読売の9番1番2番の低打率トリオ( .177 .219 .167 )を迎えて.177に四球で押し出し。


これにより結果的に3番の坂本選手にまで打順が回って、2点タイムリーにまで繋がりました。


このタイムリーを生んだのは四球。


.177に対して仮に犠牲フライで点を取られてもアウトを1つ取れていれば、2回は3失点で終わっていました。


これは僕のワガママですが、所詮打率1割7分と上から見下ろして投げて欲しかったです。


しかし、実質3つ目のエラーが出た後で、しかも送りバントでようやく一つアウトが取れると思った直後の炭谷捕手のエラーで、ショックも大きかった中でこれを言うのは・・・流石に酷ですかね(汗)



課題はいつものヤツで、まずはエンジンのかかり。


今日はエンジンかかったなと感じさせてくれたのは4回から。


2回の先頭打者、4番長野選手に打たれた結果スリーベースは今ひとつ力感のない139キロのストレート。


やっとエンジンがかかった時には勝負が付いていたのでは意味がなく、もう少し「入り方」に工夫が欲しいです。



そしてもう一つはセットポジション。


今日はランナー置いてセットポジションになった時のストレートの球速低下が顕著でした。


前回登板、前々回登板では今日ほどハッキリはしていなかったように記憶しているんですが、中5日の影響もあったのかもしれませんね。



なんだかんだで、今日のコンディションでも7回を自責点3・・・先発として最低限の仕事はしたと言えるのかもしれません。



・・・と、結局擁護したりして(笑)




・選択

高橋光成投手は6回終了時点で既に93球。


中5日、今日の調子、100球でスタミナ切れの傾向を考えれば7回から交代すべきと思いましたが、7回も続投。


ベンチは7回の読売の打順が低打率トリオだったので行かせたのでしょう。


しかし、結果は低打率トリオの1人に出塁を許して、坂本選手に今日2本目のタイムリーを打たれ、ほぼ勝負あり。


将来のエース故に7回も行かせて、さらに回の途中でも替えずに投げ切らせた。


という判断ならば、これも将来への投資と捉えるべきでしょうか?




・選択その2

その2本目の坂本選手のタイムリーは2死2塁の場面。


もともとストレートの威力の落ちるセットポジションで、握力も落ちてスタミナも限界の状態。


ここで勝負なのか?歩かせるのか?


はっきりしない中で岡田捕手は高めのボールの釣り球ストレートを2球要求。


意味が分かりません。


ストライクを要求しないのなら思いっきり外に構えて歩かせればいいのでは??


それともその状態の高橋光成投手のストレートで空振りが奪えるとでも??


高橋光成投手が投げたストレート2球は136キロと134キロ。


完全にガス欠状態。


結局2球目をコントロールミスしてストライクゾーンに入れてしまい、致命傷となる失点になってしまいました。


勝敗が決まってしまう場面だっただけに、もっと高橋光成投手の状態や傾向などを踏まえた作戦・配球を考えて欲しかったです。


ベンチにも岡田捕手にも。



・5点

秋山選手と栗山選手で合わせて1出塁に抑えられた中でもよく5点とったとも言えます。


但し、読売に常に先に先に点を取られて後手後手に回ってしまっては仕方ありません。



結局はミスがなければ・・・という試合でした(無念)