ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

6/11 vs中日 意地を見せつけられてしまった

中 000 110 020 4

西 001 010 000 2


「大野投手、146球完投とは参りました」


森選手のファンブルがなければ4回は無失点で凌げましたし、となると小石投手に無理に3イニング投げさせることもなく、継投ももっと違うものになっていたでしょう。


1点勝負になると細かいミスが勝敗を分けます・・・が、その辺りを今のライオンズに求めても仕方ありません。


今日は打てずというよりも、大野投手に球数投げさせて2番手を早めに引っ張り出したかったところで、それが出来ずという試合でした。



それでも5回までに大野投手に100球を投げさせて、そこまではライオンズ打線も仕事はしたんですけどね。


しかし、


6回11球

7回12球

8回12球

9回10球


と、6回以降は球数を投げさせられず、7回以降はパーフェクトに抑えられてしまっては致し方なし。


最後はライオンズ打線云々よりも、中日・大野投手の意地を感じました。


個々の選手については以下に書きますが、惜しむらくは所々で初球の難しい球を手を出して凡退したり、繋ぎの意識のない選手がいたことですね。





・佐野投手

5回73球

3安打3四死球1三振

2失点(自責点1)


最初からぶっ飛ばして全力投球。

立ち上がりから140キロ台中盤のストレートあり、100キロ台のカーブあり。

エンジンのかかりの遅さが自分の課題と理解した上で、高回転までエンジンを回して試合に入って行ったその姿勢には好感を抱きました。


死球&四球もあった初回を炭谷捕手の盗塁阻止もあって乗り切りると、2、3回は波に乗ってともに三者凡退。


特に2回の堂上選手に初球外角ストレートストライクからインローカーブで見逃しストライクの後、アウトローのボールゾーンへのカーブ連投で空振り三振は素晴らしい!


ツーストライクだったからストライクゾーンはいらない、というだけでなく、カーブを2球続ける場合の2球目はボールゾーンへ、とまで考えて投げたのなら捕手の意図を理解した大人の投球です。


最初からぶっ飛ばして行った影響で、4回の球数が50球に差し掛かるあたりからストレートが140キロに届かなくなるとともに、抑えが利かずに低めに行かなくなりましたが、それでも粘って5回を2失点。


森選手のファンブルがなければ1失点で、現状ではこれ以上何を望むのかというナイスピッチングでした!



・小石投手

2イニングを無安打、四球1。

同点故に行かせた3イニング目で少し球が浮いてきたな、、、というところで被弾。


これは責められませんって。




・木村文紀選手

2回裏、無死1、2塁でショートゴロ。


何故引っ張る?


バントのサインが出なかった=自由にフリーで打ってOK


そんな理解では1軍定着なんて到底できませんよ?



・炭谷捕手

2回裏、1死満塁でショートゴロゲッツー。


何故引っ張る?


ストレートを右に打つ意識があったけと、緩い変化球で体が回ってしまった・・・


というのならまだ理解しますが、大野投手得意の外角シュートを強引に引っ張っていては注文通りのゲッツーも当然。


右に打ってセカンドゴロゲッツーだったなら僕は大満足でしたよ。



ついでに5回裏の第2打席は初球の難しい外角低めのストレートに手を出して内野フライ。


6回裏の第3打席はヒットを打ったものの、「外角のストレートを引っ張って」のレフト前。


繋ぎの意識は皆無の1日でした。



木村文紀選手レベルならそれもまだ仕方ないと思えるんですけどね。

2軍から上がってきて「打ってやろう、目立ってやろう、アピールしよう」の意識が強くなってしまうのもある程度仕方ないでしょうし。


しかし、ライオンズの正捕手である炭谷捕手が、チームとして大野投手をどう引き摺り下ろすか?を実践出来ないのは余りにも悲しすぎます。




・クリーンアップ

今日は中村選手が先発から外れて浅村選手、メヒア選手、森選手のクリーンアップ。


3回1死1、3塁で浅村選手は真ん中低めの沈むシュートをセンターへヒット性のライナーを放ち、犠牲フライ。

センターから右の意識があったから対応出来ました。


昨日は目の前のブン回す打者に影響されてましたが、今日は繋ぎの意識がありましたね。



そしてメヒア選手は第1打席から右への意識でライト前ヒット、5回もツーストライクから変化球も低めも見極めて押し出し四球。


森選手にも強引な打撃はなく、中軸に繋ぎの意識があったことで、負けたけどやる事はやったとの納得感があります(笑)





残念ながら一日で借金生活に戻ってしまいましたが、昨日の予想通り良い試合にはなりました。


明日のライオンズ先発は野上投手。

組むのは炭谷捕手か岡田捕手かは分かりません。

しかし、捕手に関係なく、前回と前々回登板の反省が活きるピッチングに期待します。