ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

浅村選手グラスラ後の答え合わせ

交流戦 開幕カードである横浜戦の2戦目にグランドスラムを放った浅村選手。


浅村選手のグランドスラム=絶不調フラグ


ということで、その後の4試合を打率.173でやっぱりいつも通りか・・・と思いつつも、4試合という短期間で決めつけちゃダメでしょ?


ということで、グランドスラムの翌日から交流戦最終戦までの成績を見てみました。



横浜 4打数1安打0四球 (1試合)


阪神 13打数2安打1四球


読売 11打数5安打3四球


中日 11打数1安打1四球1犠飛


広島 12打数2安打1四球


ヤク 14打数4安打0四球




合計で16試合


65打数 15安打 6四球 (1犠飛)


打率.231


出塁率.292






4/5に日本ハム戦でグランドスラムを放った後の16試合は


57打数 6安打 5四球 (犠飛2 犠打4)




打率.105


出塁率.172


(この成績で使い続けた田辺監督という人は正直恐ろしい人ですね)


と、前回のグランドスラム後よりは遥かにましになってますが、だからと言って到底これをもって「成長した」なんて言える数値ではないでしょう。




現状では何でもかんでもレフトスタンド、ではないものの、試合毎に打撃に対する意識がくるくる変わっています。




なので、センターから右方向への意識がある試合ではヒットも出やすく、交流戦中に猛打賞の日もあるのですが、昨日のようにホームラン打ってやるの意識が強い日は散々な結果に終わる傾向にあります。




昨日ヤクルトが登板させた投手のレベルなんて、素直に打っていればヒットも打点も稼ぎやすいボーナスデーだったんですけどね。




昨年のシーズンオフにあった、「今シーズンの目標は3割30本100打点に加えて30盗塁でトリプルスリー」・・・なんて話は話題不足のオフシーズンにおけるネタ話にしかなりませんが、口では何と言っても行動からは今でも尚ホームランには強く拘っているとしか思えません。




もしや契約のオプションなりインセンティブ条項なりにホームラン数が入っている?




・・・なんてことはないと信じたいですが・・・




ホームラン20本だの30本なんて意識するから打撃が狂うのはこれまでの歩みを見れば明らかで、中村選手や森選手とは持って生まれた天性の飛距離が違うのは他でもない浅村選手自身がよく分かっているはずです。




それを悔しいと思う気持ちは分からなくはないものの、その差を埋めようと大振りを繰り返すことがホームランを含むあらゆる成績を落とす事になるのは、もういい加減分かってもいい時期じゃないですか?




今のままだと大振りを繰り返す低調期と、現実路線に戻った復調期を行ったり来たりしながら結局2割8分くらいに落ち着くようなバッターで終わってしまいます。




ホームランは考えずに打率3割、出塁率4割を目標にやっていけば、気付いたらホームランも打点も狙って打つ以上の数字になっているのではないですか?






今シーズンの月別成績


4月 .210 (3月含む)


5月 .378


6月 .246




月初に満塁ホームランを打った4月6月と、打たなかった5月の極端な差はもう見たくありません。




昨日最後に少し書いたことを明日もう少し突っ込んで書きますが、ここからオールスターまでの18試合はライオンズがAクラスに滑り込めるかどうかを大きく左右する18試合になります。




もう自己満足のホームラン狙いはやめて、今シーズンの残り試合は5月の浅村選手を見せて下さい。