6/27 vs日本ハム 個人は組織には敵わない
西 400 003 000 7
日 201 000 50× 8
「エース個人のプライド vs 目標を持った組織」
・岸投手
6回2/3 140球
11安打3四球4三振
8失点(自責点2)
ストレート 66球 (48%)
スライダー 27球 (19%)
チェンジアップ 24球 (17%)
カーブ 23球 (16%)
立ち上がり、特にセットポジションでストレートが全然ストライク入らずに苦しんで、4回まで三者凡退なし。
それでも初回、2回、4回と取りたいところでしっかりゲッツー(4回はラッキー)を取って、この辺りは流石でした。
苦手・陽選手に初回にタイムリー、3回にソロ被弾、6回に2塁打と打たれまくった(勝負し過ぎでしょ?とは思うけど・・・)ものの、初回はエラーがなければ1失点で終わっていましたし、その後の2打席目、3打席目は陽選手の前にランナーを出さず、かつ後続を抑えたことで2〜6回をソロ被弾の1失点。
6回終了時点で99球。3失点。リードは4点。
7回は下位打線だし、ランナーを3人出さなければ陽選手には回らないのだから、休養十分のエースの続投は当然でしょう。
しかし7回、1点を失って更にこれでスリーアウトチェンジのピッチャーゴロを自ら悪送球は痛恨中の痛恨でした。
これによって2点差の2死2塁で陽選手・・・それが同点ランナーでも、陽選手敬遠で不調の中田選手勝負は致し方なし。
そこからはエース個人のプライドをかけた投球になりましたが、目標を持った組織に屈しました。
打たれた同点タイムリーも逆転タイムリーもクリーンヒットではないものの、不動の4番に代打を出してまで勝ちに拘った日本ハムの執念が、詰まった当たりもヒットにしたような印象を抱きました。
去年もそうですが、故障して調整もそこそこに上がってきた岸投手はどこか本調子じゃありません。
もう2014年の岸投手のストレートは戻ってこないのでしょうか?
・140球
他でもないライオンズのエースたる者が、自分のケツも拭けないようでは他の投手に示しがつきません。
本来ならありえませんが、個人的には今日の状況と岸投手に限り、逆転まで引っ張った選択は支持します。
・武隈投手
7回に岸投手の後を継いで見事に火消し。
そして8回も無失点。
素晴らしい限り。
ですが・・・牧田投手不在で、勝負所での起用は武隈投手に頼りきりの状態。
今日も7回に火消ししたら8回はバスケス投手に任せないと次は彼が故障するか、疲労による不調に陥ります。
・初回一気
こんな攻撃が見たかった!
日本ハム・メンドーサ投手の球が浮いているところを逃さず捉えて金子選手、森選手の連続ヒットからメヒア選手の一発!
・・・で終わらず更に、低めは捨てて高めは見逃さない攻めでヒットに2四球から犠牲フライでもう1点を加えたのが何より素晴らしい!
みんなが繋ぎの意識を持って狙い球を絞った攻撃・・・久々の橋上コーチ効果との判断でいいんでしょうか?
・山川選手
勝っていたら今日の個人的MVPでした。
それだけ素晴らしい2四球でした。
俺が一発打ってやる、の気持ちでは生まれなかった2四球で、初回と5回に非常に意味のある得点に繋がりました。
・送りバント失敗
どのチームとの対戦でもそうですが、特に上位チームとの対戦では取れる時に取れるだけ点を取っておかないと後々苦しむ事になります。
4回表、連続四球で無死1、2塁で炭谷捕手が送りバント失敗。
結局無得点。
今日の敗因について、岸投手を引っ張りすぎたとか個々に色んな意見が有ると思いますが、実は今日の敗因の1つは間違いなくこれです。
・秋山選手
5打数ノーヒットで昨日に引き続いてブレーキ。
特にメンドーサ投手の立ち上がりに、みんなが捨てていた低めのボール球に1人手を出して凡退。
内容が悪いです。
秋山選手が出塁出来ていたらもっと早いイニングでメンドーサ投手を降ろせていたはず・・・
えーと・・・
お疲れさまでした。