ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

7/10 vsオリックス 現地観戦者を代表して一言


オ 001 110 050 8

西 200 000 000 2




「こんなのプロ野球じゃない」




今日は現地観戦でした。


2ヶ月前にチケット抑えた時にはまさか消化試合になっているとは思いもしませんでしたよ(汗)


なので今日は現地観戦ならではの視点で書きます。




・本日の最高気温32度

でも今日は風があって比較的過ごしやすかったです。


とは言え、


快適な「本物のドーム」と比較すると、こんな球場をホームにして毎日試合する選手達は本当に大変です。


加えて選手の体調管理がとにかく苦手な根性論前提の首脳陣では、出ずっぱりの主力は多分疲労のピークでしょう。


という事を「現地」に来ると改めて痛感します。



・多和田投手

ということで、今日は細かい配球については何もなし。


ただ、ボックスシートのほぼ真横から多和田投手の投球フォームをじ〜っくり見ることが出来ました。


傾向としては、体の回転軸が横振りで、腕が上体よりも遅れて出てくる上、肘が下がってしまって感覚的には横手投げに近いような腕の振りなので自然とシュート回転がかかるようなフォームになっています。


もともと上背がなくて、低く沈み込むようなフォームなので、球に角度がつけ難く、打者からすれば角度のないシュート回転の球筋は見易く打ち易いのでしょう。


それでも今日は投げている球自体はここ数試合では一番良かったんじゃないでしょうか。

ストレートもそれなりに要求通りに投げられていた感じですし、スライダーと100キロ台のカーブでカウントが稼げていました。



今後ですが、まずは投球フォームとして

・上体が突っ込み過ぎるフォームを矯正する

・もっと肘を上げる


或いは疲れが取れればその辺も自然と出来るようになるのかもしれませんけど。


そして次に

・クイックの習得

・投手も投げ終わったら野手


という今はまったく手が回っていない事にも気を使って欲しいですね。


出来れば2軍でミニキャンプでも張って、一度疲れを完全に取ってから課題に取り組んで欲しいですが、今のライオンズ投手コーチにその辺りのマネジメントはまず100%期待できませんので、オールスター明けもローテーションに組み込むのでしょう。


小さい体には負荷の大きい投球フォームなので、間隔は長めに取った方が良さそうですし、特に夏場の無理使いなんかするとあっという間に疲労困憊に陥ってしまいそうですが・・・


とりあえず今シーズンは故障しないで終わって下さい。



・大石投手

ここまで防御率0.00でもあまり評価して来ませんでしたし、このブログでも取り上げませんでしたが、生きた球を投げていました。


少なくとも昨秋に西武第2球場で見た大石投手の球とは別物でした。


今後どこまでの役割を負担出来る投手になるかは分かりませんが、これまでより少し期待を持って見てみたいです。



・バスケス投手

8回表1死1、3塁からのピッチャーゴロをホームに送球してタイミングアウトも追いタッチでセーフ判定。

これでキレてしまいましたね。


本当はここで代えるべきでした・・・って、代えたところで今日の勝敗は変わらなかったでしょうけど。


しかし、低いマウンドの西武ドームが苦手なのは分かりますが、どんな理由でもホームで活躍出来ないのでは未来はありません。



・コリジョンルール対応

4回表、ランナー3塁でスクイズがファースト前へ転がって

8回表、ランナー3塁でボテボテのピッチャーゴロで


返球プレーが緩慢なのも手伝ってタイミングはアウトでも追いタッチになるので全部セーフ。


今のライオンズ野球では、現行ルール下においてこれが精一杯なのか・・・


・4回裏

無死1、3塁で呉選手がファーストゴロ。


3塁走者の浅村選手が三本間に挟まれている間に、1塁走者メヒア選手はセカンドベースに到達してホッと一息。


そこでようやく先に目を向けて「あれ?挟まれてる」と気付いて慌てて3塁へ向けて走り始めると、浅村選手がかけたフェイントが急に自分からタッチされに行く格好になってタッチアウト。


フェイントにハマったのは他ならぬメヒア選手で、先の走者が突然アウトになった時点でメヒア選手は二、三塁間の4分どころ。


当然挟まれてジエンド。


この人達は本当にプロ野球選手なのかと。

浅村選手もメヒア選手も自分がやるべき仕事が分かっていません。


どこにも、そこかしこにも、赤でバツをつけたい・・・


皮肉なことに、その後ヒットと四球が続いて 2死満塁まで行くも秋山選手が見逃し三塁。


4回裏はヒット2本、四球2つで無得点です。



・5回裏

1死ランナーなしで森選手

フルカウントからハーフスイング


主審も三塁塁審も振ってないと判定をしようとしていたのに、森選手が自分で振ったと判断してベンチに帰る動作をしてしまったので、それを見てからかなり遅れて三塁塁審がストライク判定。


こういう甘さを、今のライオンズ体制下で文句言ってはいけないんでしょうかねえ・・・



・素人でも読める

4回表1死1、3塁で駿太選手の打席。

「スクイズやってくるな」


僕も僕の周囲の観戦者も同じ事を言っていて、その通りの作戦で来るオリックスベンチ。そしてそれを防げないライオンズバッテリー。


5回表2死ランナーなし

多和田投手はそこからツーベースヒットを打たれ、ワイルドピッチで2死3塁。

「もう一回やるな」

これまたみんなが予想。

そして予想通りにワイルドピッチで勝ち越し点献上。


8回表無死1、3塁で鈴木昂選手の打席。

「またスクイズだろ」

みんなの予想通りの、なんて枠を超えて、時間になったら印籠が出てくる水戸黄門レベル。



・打順

まず4番・中村選手を無条件に決めてから打順を考えるので1〜3番打者が左打者、4〜6番打者な右打者という極端な並びになって、左打者が並ぶ所に左腕の海田投手、右打者が並ぶ所に横手右腕の比嘉投手と都合よくぶつけられてしまうのです。


勿論今の監督さんではこれを変えることが出来ないのは知ってます。



・準備

オリックスにはプレーとプレーの合間に、次に自分の所に打球が来たらどうプレーするか、を実際に体を動かしてイメージいる選手が比較的多かったです。


ライオンズの選手には皆無の動き。


それ一つを持って「だからライオンズの選手は〜云々」と言うつもりはないですが、事前準備ちゃんと出来てた?と疑問に思うようなプレーを多々見せられるとライオンズも取り入れたらどうですかと素人的には思ってしまいます。




両チーム盗塁されまくりのワイルドピッチだらけのボール球に手を出してばかりの打撃。

加えて馬鹿走塁に、素人でも読める驚きのない作戦に、タイミングアウトのホームインばかり見せられては、



「こんなのプロ野球じゃない」


「こんなプレーを見るために貴重な日曜日の時間を使って、お金払って、わざわざ球場まで足を運んでるわけじゃない」



との感想にしかなりません。



現場からは以上です。