7/11 vs楽天 ゲッツーで1点貰おうよ
楽 000 000 100 1
西 001 110 00× 3
「今日はそれで良い試合と理解出来たら、もっと良い結果が出ると思いますよ」
・岸投手
中5日 7回 118球
6安打 4三振 1四球
1失点
ストレート 55球 (47%)
スライダー 31球 (26%)
チェンジアップ 19球 (16%)
カーブ 13球 (11%)
前回登板では涌井投手との投げ合いの為、絶対に負けないと初回から飛ばして行きましたが、今日は長いイニングを投げる事を意識して力の入れどころ・抜きどころを踏まえたピッチング。
しかしストレートの割合が最終的に47%まで下がったのは今日のそれほど良くはない調子の表れで、ストレートでファールは取れたものの空振りは殆ど奪えず、結果的に低調楽天打線を相手に7回を投げ抜くのにも球数を要してしまいした。
この辺りは中5日の影響もあったかもしれません。
それでも楽天打線2順目以降は、変化球主体から最後にストレートの配球を多めにしてストレートを速く見せるなど、ベテランらしいピッチングだったと思います。
再び体調を整えて、オールスター明けにはもう一段上のピッチングを見せて欲しいですね。
・大石投手
今シーズン13試合目の登板で、初めてリードしている場面での登板。
2点リードの8回1死1塁、ゲッツーとれたら最高の場面。
高めボールのストレートをファールしてもらってラッキー。
あとはインハイストレートで起こして、アウトローフォークで狙い通りのサードゴロゲッツー。
ボール球に手を出してアウトローフォークを強引に引っ張る相手も相手ですが、今日もしっかり仕事しました。
・メヒア選手
疲労が抜けたのか、暑さに体が馴染んだのか、調子が戻って来ました。
一昨日の糸井選手に阻まれた大飛球も、昨日のホームランも、今日のホームランもバットが体に巻きついて最短距離で出ています。
オールスター明けは量産を期待できるかもしれません。
調子だけで言えば4番・・・おっと、4番は固定でしたね・・・が無理なら3番に据えたいですね。
・初回無死1、3塁
打席は浅村選手。
楽天はゲッツーで1点あげるよの守備体系。
それを2球目の失投のアウトハイチェンジアップをファーストファールフライ。
チャンスで力み過ぎて大振りになっていました。
状況的には三振とポップフライは最悪で、今日の試合の展開を考えた場合、ありがとうと素直にゲッツーで1点をもらっておくべき場面です。
最初からその意識があれば、あの高さのチェンジアップは普通にライトライナーの犠牲フライが打てていたでしょう。
その意味では同じゲッツーで1点あげるよの場面で、3回の中村選手はナイスゲッツーです。
これは決して皮肉じゃありません。
(でもやはりサードゴロじゃなくて、セカンドゴロゲッツーであって欲しかったですけど・・・)
今の中村選手自身の状態、そして先発がエースの岸投手という事を鑑みれば、狙うべきは一気の複数得点、大量点ではなく、まずは先制、そして着実な加点です。
その意味で1点を諦めさせる場面まで相手を追い詰める状況を作ったのだから、その最低限の1点を最低限頂きましょう。
勿論防御率4〜5点台の投手が先発している日なら考え方は180度変わります。
しかし様々な試合の状況により優先順位は変わるのだからそれを見極めることも大事で、こういう場面での最低限ゲッツーはソフトバンクの内川選手なんかはよくやるイメージです。
そしてそういう事が理解できていれば、「俺が決めてやる!」と頭に血が上った状態ではなく、冷静に打席に立ててより良い結果になるでしょう?という事です。
・作戦
0-0の2回裏、先頭打者のメヒア選手がツーベースヒットで無死2塁
次の打者は打率2割2分台の炭谷選手。
当然バント・・・はせずに強行。
何故?
先発5番手が初回に4失点した裏に先頭打者が出塁したら送りバントするのに、何故ここは送りバントではないのでしょうか?
相変わらずライオンズベンチの判断基準がよく分かりません。
上の話とも繋がりますが、ライオンズの先発はエース・岸投手で相手は打線低調の楽天。
5点も6点も取りに行かなくてはならない状況ではありません。
1点を着実に奪っていく必要がある中で、それが鈍足メヒア選手であっても、ランナーを3塁に送ってヒットが出なくても得点になる確率が高まる場面を作るべきです。
勿論信頼に厚い炭谷選手なら進塁打を打ってくれるの思いがベンチにあったのかもしれませんが、進塁打とバントの成功可能性の差を考えれば、やはりセオリー通りにバントすべきだったと思います。
「バントさせたらあのザマじゃないか!」(8回裏)
と言われたらそれはまぁその通りなんだけど、でも打たせたって結局このザマ(三振)でしょ?
・そのバント
6回裏に永江選手
8回裏に炭谷選手、永江選手
が失敗失敗失敗。
打率2割のあなた達がバントできなくてどうするんですか!!
・打順 (大当たり!)
今日は
1番栗山選手
2番秋山選手
の並び。
昨日見逃し三振2つの秋山選手は、決め球を見逃しただけでなく、カウント球にも手が出ずにいました。
なので出塁率の高い栗山選手を塁に置き、エンドランで積極的にバットを振らせる作戦が初回から大当たり!
これが秋山選手に良い流れを呼んで3安打。
そして7回にはエースとチームを救うスーパープレー!
素晴らしい!!
今日は他の作戦面はともかく、打順に関してはライオンズベンチが久々に仕事したんじゃないですか?(笑)