ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

ホームランと禁欲生活

今シーズンもライオンズの優勝がないことを悟ってしまってすっかり脱力状態(泡吹)


ですが、それでも試合を見続けて応援し続けている今日このごろです。


そんな中で最近ライオンズの浅村選手を見ていると、改めてプロ野球選手にとってホームランには抗いようのない魔力があるのだなと思わされます。


今シーズン開幕当初は繋ぎの意識を持った打撃が出来ていて、高打率を維持していた浅村選手。


しかし4月5日の日本ハム戦で吉川投手から満塁ホームランを打って以来、そんな意識はどこかに飛んで行ってしまいました。


その試合のヒーローインタビューで「大きいのは狙ってない、繋ぎの意識だけ」と言いながら次の試合からもう一本を求めて引っ張りの大振りを繰り返し、4月6日から今日までの打撃成績は53打数4安打、打率は僅かに7分5厘。


結局打撃のバランスを大きく崩して絶不調になってしまいました。



実はこれ、ライオンズファンにとってはデジャヴ。



昨シーズン、ライオンズが7月に喫した13連敗。


その大きな要因の一つが浅村選手の絶不調にあり、3番打者であった彼が打線を分断し続けていました。


とりあえず彼を3番に起用し続けた側の責任はここでは置いといて・・・(苦笑)


この時も札幌ドームで満塁ホームランを打って以来、それまで出来ていたセンターから反対方向への打撃がまったく出来なくなり・・・と言うよりもしなくなり、引っ張りの意識から体が早く開くようになって打撃のバランスを崩したところへ疲労なども重なった結果、その後20試合程の打率がやはり0割台と極端な不調に陥りました。



そう、今回と同じパターン。



引っ張りの大振りを繰り返せば打撃フォームもバランスも感覚も崩れるのが分かっていながら、打球をスタンドに放り込み、試合を一旦止めてダイヤモンドをゆったりと一周する強力な快楽を知ってしまうと自制が効かなくなる・・・


ホームランを狙わない繋ぎの意識を持った一見地味な打撃、というのは禁欲生活みたいなものなのでしょうか?


禁欲中の猿の前に雌猿を1匹置いたらどうなるか・・・


まぁそうなるよね、ということで浅村選手の今の状況を理解したいと思います(←本当に失礼でどうもごめんなさいごめんなさい)



・・・しかし昨シーズンも今シーズンも浅村選手の満塁ホームランは日本ハムからでしたね・・・



これ、実は日本ハムの高等戦術なのかもしれません(笑)