ライオンズクロニック

外野で垂れる能書き

4/27 vsロッテ 見えてきた3年連続Bクラス

ロッテ 000 005 020 7

西武 000 001 100 2


ライオンズ先発の菊池投手とロッテ先発の二木投手、ともにランナーを出しながらも5回無失点。


しかしロッテ打線は6回、四球2つを挟んで5連打で一気に5得点。7回にも追加点を挙げて二木投手から余裕綽々の継投で逃げ切り。


ライオンズは5点をリードされた後、浅村選手のソロホームラン、益田投手のワイルドピッチで1点ずつを返すのが精一杯でした。



今日の感想


「昨日も今日も安打数はほぼ一緒なんだけどなあ」


ロッテは昨日1イニングに4安打で4得点、今日は5安打で5得点。


ライオンズは昨日3安打で1得点、今日はソロホームラン。あとは態勢が決したあとの得点が少し。


やっている野球の違いがくっきり。



・・・その他・・・


・菊池投手

捕まった6回でも球数は80球前後。

連続中5日での登板の影響・・・という言い訳は成り立ちません。


手計算ですが5回まで74球のうちカーブ、チェンジアップとも9球ずつ。


しかし、6回表の2度の満塁の場面で迎えた角中選手、鈴木大地選手の2人の左打者に対してはただの1球もカーブもチェンジアップもなし。


結果として打たれたタイムリー3本はすべてストレートで、それぞれ140キロ、139キロ、147キロ。


3本目のタイムリーは一見球速は出ているように見えますが、状況は一気に3点を奪われ更に無死満塁のフルカウント。


破れかぶれで「えいや」と投げた故に球速が出ただけでコースはど真ん中。


当然ストレート一本で待っていた鈴木大地選手にセンターに弾き返されて勝負あり。


ピンチで頼れるのがストレートとスライダーのみ。そしてそのストレートも、ピンチでセットポジションの場面では平時より10キロも遅くなってしまうのでは厳しいです。


今後も打線の早めの援護の元で、余裕を持って変化球を混ぜられる展開でないとなかなか勝ちは増えていかないのではないでしょうか?



・牧田投手投入


6回表、5点のリードを許し更に無死1、2塁。

何をどう考えたらここで牧田投手を投入する選択になるのか、僕にはその理由の僅かな欠片すらみつけることが出来ません。


ライオンズの投手コーチは頭大丈夫ですか?



・浅村選手

今日は2番打者。


1回の裏、無死2塁でサードゴロ。

ランナーを進められず。


2球続いたストレートの後の緩いカーブなので、体が開いて三遊間方向に打球が飛ぶのも仕方ないとは思います。


でも、それでも、例えばソフトバンクの選手ならセカンドゴロでランナーを3塁に進められていたのではないかと、少なくとも「絶対に右方向に転がしてやる」という姿勢が見られたのではないかと思えてしまいます。


コリジョンルールが出来た今シーズンは1死3塁の形さえ作れば犠牲フライは勿論内野ゴロでも高い確率で得点になるわけで、選手個々人が自分がヒットを打つ為ではなく、チームが得点する為には今ここで最低限何をすべきかを考えて実践する姿の有無が強いチームと弱いチームを分けているように思えてなりません。


とはいえ、昨日も今日も右方向にヒットが出ました。

これこそが浅村選手のバロメーター。

ようやく復調気配と捉えていいでしょうかね。



・ロッテ二木投手

開幕からローテーションに入って5度目の登板で、少しへばりも見えるころかなと思ったんですが、コントロールよく切れ味もあり結局捉えきれず。


次に対戦するときはもっと球数を投げさせつつ、ランナーの足も絡めて揺さぶる攻撃をしたいところですが・・・









wwww 手計算(左右はバッター)


↓↓↓



カーブ

右ボール 右ストライク 左ストライク空振 左ボール 右ボール 右ボール 左ストライク 左ボール 右ストライク(投ゴロ) 右ボール



チェンジアップ

右ストライク(フライ) 右ボール 右空振り 右ストライク 右空振り 右ボール 右ボール 右ストライク空振り 右ストライク 右ストライク(内野安打) 右空振り 右ストライクファウル 右ボール



チェンジアップは右バッターのみ(右打者専用球ww)

カーブは左バッターにもストライク投げられてます。

ならば、せめてカーブで何時でもストライク取れるようになって欲しい・・・

二木投手(ニキではなくてフタキ)

明日のロッテの先発は20歳の新星・二木投手です。


過去にライオンズ戦での登板はありません。


2014年ドラフト6位から昨シーズン終盤に初1軍登板を果たし、今シーズンは先発ローテーション入りしてこれまで4度登板。


最初の2度は5回持たず、しかし直近の2登板は楽天相手に1失点完投勝利とソフトバンク相手に敗れたものの5回パーフェクトでトータル8回3失点。


2度目のノックアウトの後、涌井投手からアドバイスを貰ったようで、そこで何か掴んだっぽいですね〜



過去の映像を見る限りでは馬力タイプではなくキレ味で勝負するタイプで、ストレート(6割弱)とスライダー(2割弱)を軸にカーブとフォークをそれぞれ1割程度混ぜてくる配球のようで、インコースにもしっかり投げ込んできます。


奪三振も四球も少ないので適当に荒れるのではなく、コントロール良く打たせて取るタイプのようです。



今のライオンズにソフトバンク相手に8回3失点で乗り切れる先発が何人いますか?


と考えると新人くんなどとナメてかかれる相手ではなさそうですね。

vsロッテ ロッテ隙なし

ロッテ 000 400 100 5

西武 010 000 010 2


ライオンズは2回に先制して更に追加点のチャンスの場面でスクイズがフライアウト。

これで流れを失って後は見せ場も少なく・・・


ロッテは4回に4安打を集中させるとともに進塁打と好走塁を絡め、4点を奪って逆転。このリードを7回を6安打1失点でまとめた石川投手から内投手、西野投手と繋いで守り切って完勝。





今日の感想


「伊東監督はロッテを素晴らしいチームに育て上げましたね」



石川投手投手だけでなくロッテはチームとして隙がありませんでした。


一言で言って強い。


伊東監督が就任から4年目、目的と方向性と定めて取り組んできた事がしっかりと根付いている印象で、正直言って嫉妬してしまいます。


田辺監督も一応3年目ですが、仮にあと1年やったとしてもライオンズは到底今のロッテのようなチームにはならないでしょう・・・




・・・その他・・・


・南川投手、佐藤勇投手が初登板

8回に南川投手が、9回に佐藤勇投手が1軍マウンド初登板を果たしました。

今日のところは内容云々は別として、2人とも0点で終えて本当に良かったです。


・炭谷選手が石川投手から2安打

前回のブログに書いた過去の実績通りの結果にww

ライオンズでは一番石川投手に合っているのでしょう。


・1点に対する執着が希薄

7回に試合をほぼ決定付ける5点目を野上投手が失なった場面。点差は3点、2死3塁でバッターは荻野選手。


石川投手の状態と後に控えるロッテリリーフ陣を考えれば、これ以上の失点は絶対に許されない場面です。

それなのに初球、真ん中付近に甘いスライダーを投じてあっさりタイムリーを打たれてしまいました。


どうやってこの1点を防ぐのか、それについて考え、対策を立て、実行する。そういう部分がまったく見られずにただ漠然と野球をやっているように感じられて非常に残念です。



・炭谷捕手と田村捕手

勝負所で外一辺倒の炭谷捕手とインコースもしっかり使って攻めた田村捕手・・・うーん、まぁでもあの素晴らしいシンカーがある石川投手と野上投手とで比べちゃいけないのかなあ・・・